教養として学んでおきたい5大宗教 (マイナビ新書) [Kindle]

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  • 代表的な宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教について、特徴や歴史を浅く紹介している書籍。宗教の特徴を
    - アニミズム
    - 多神教
    - 一神教
    - 悟りの宗教
    として分類するのはわかりやすい。
    書籍の中では現在問題になっているカルトや原理主義にかんしても言及している。過去の歴史、昨今の政治・経済に宗教は強く影響しているが、そのことに思いを馳せる参考にはなると感じた。

  • 作者も書いているように、余計な事をごちゃごちゃ書いていません(概念、人名など)。したがって、宗教について学ぶ取っ掛かり、また宗教の予備知識がある方にも、それを補完してくれる形でかなり有益かと思います。一方、特にイスラム教、キリスト教を詳しく知りたい!って方には向いてないかもしれません。(旧約聖書、新約聖書の中身(ストーリー)はほとんど省かれています。作者が意図したところと思われますが)
    個人的に特に良かった点は2点
     ・(大乗)仏教について少し詳しく書いてある
        ⇒釈迦と如来や菩薩との違いなど、身近な知識として勉強になった
     ・19世紀頃まで宗教の役割と、これからの時代の役割が述べられている
        ⇒前述の通り、初学者が知りたいであろうことが明確に描かれている
       

  • ユダヤ教、キリスト教 、イスラム教、ヒンドゥー教 、仏教。世界の5大宗教をわかりやすく解説した本。

  • 書店の店頭、棚置きで積まれていてタイトルだけで衝動買いした。
    自分自身、あまり信仰心とかは持ち合わせていなくて、とは言え、たいがいの大きな歴史的事象は宗教がらみで起こっている事実に大人としては教養として…そして半分は普通に興味があって、読んでみようと思った次第。

    本書は世界の5大宗教について、わりと馴染みある言葉で、簡潔に、包括的に書かれている。

    まず、この中での「宗教」の定義をしっかり定めて、霊や神について、どのようなものを前提とし、各宗教がどの前提で成立しているか…から紐解いて説明しているので、内容が染み込みやすい。
    とくに信仰のチャンポンと言われるここ日本での宗教の在り方は、言語化されて初めて自分にも当てはまるなぁ…と興味深く読んだ。
    そもそも信仰って、
    自分の力では制御できない「何か」をコントロールしてくれる大きな存在、を信じることで
    精神の安定を得る、みたいなところあるよね。
    だから験担ぎとかも一種のアニミズムなのかなぁ。…知らんけど。

    ともあれ各宗教について本当にコンパクトにわかりやすく解説してくれているので、ある程度の知識は得られます。
    ただし、ある程度すぎてコレだけではちょっと物足りなくなります。
    ということで、この本から入門して、それぞれの宗教について知識をより深めるといいんだろうな。

    …だとすればさて、次は何を読もう?

  • 宗教。好きなテーマ。三大宗教についての本は多いが、ユダヤ教、ヒンドゥー教まで解説があるのはいい。簡潔で読みやすいので中高生にも向いているかな。

  • 宗教についての大まかな意味がわかる本。
    仏教に関して特に多く書かれている。

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著者プロフィール

1958年生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科修了(宗教学専攻)。
著書に『信じない人のための〈宗教〉講義』(みすず書房)『信じない人のための〈法華経〉講座』(文藝春秋)『人はなぜ「神」を拝むのか?』(角川書店)『初めて学ぶ宗教――自分で考えたい人のために』(共著、有斐閣)『超訳 法華経』(中央公論新社)『宗教のレトリック』(トランスビュー)ほか。
訳書に『宗教の系譜――キリスト教とイスラムにおける権力の根拠と訓練』(T・アサド、岩波書店)『世俗の形成』(T・アサド、みすず書房)『心の習慣――アメリカ個人主義のゆくえ』(R・N・ベラー他、共訳、みすず書房)『ファンダメンタリズム』(M・リズン、岩波書店)
『科学と宗教』(T・ディクソン、丸善出版)ほか。

「2014年 『宗教で読み解く ファンタジーの秘密 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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