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感想・レビュー・書評
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挫折するほどつまらない。
アルツハイマー病の薬の人体実験するお話ですね。
真山仁は大ファンですが、初めて途中で挫折しました。
主人公もパッとせず、事件としてもボンヤリ、結末も気にならない。
頑張って下巻の100Pまで読んだけど時間が勿体ないのでやめました。
思い返すと、最近の真山仁って人に薦めたくなるほど面白い本が無いんだよな〜。
あー、ハゲタカが懐かしい。
正直、オススメしません。
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認知症の特効薬をめぐり日米が利権争い、それと同時に開発者界隈で人体実験の疑惑の事件を刑事が追うというストーリ。
文体が読みやすく、ストーリーがサクサク進むので読みやすい。
国家レベルの事案と、県警レベルの捜査がどうつながるのか、最後は国家レベルの勝利、刑事は自分の母親が助かるのでまあいいかといった終わり方。
悪が勝っておわる分類なのかな・・・ -
最近の作品は、なんとなくエンタメ性が強い感じがする。
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6月-32。3.5点。
アルツハイマーを治癒する再生細胞。一方で徘徊老人の死体遺棄事件は、被害者が増えていき。
下巻になって、展開を急いだのかな。少し強引な感じを受けたかな。
結構面白かった。 -
アルツハイマー病によって破壊された大脳細胞を再生する奇跡の細胞・”フェニックス7”が、二人の日本人研究者の元で産声を上げた。
カリスマ経営者が社会貢献を目的に設立した民間の「アルキメデス科学研究所」において潤沢な資金を元に、動物実験での実績を上げ、サルでの臨床研究も始まった。画期的な治療法となるはずだった。ある副作用が起きるまでは・・・
同じころ、研究所の周辺で認知症を患った高齢者が立て続けに行方不明となり、数か月後に遺体が発見されるという事案が発生し、警察が捜査に乗り出すと、ある意外な共通点が明るみに出る。事故なのか、事件なのか。刑事たちの捜査によって驚くべき事実が明らかになっていく・・・・・・
面白かった~。特に、畳み掛けるような下巻は一気読みでした。再生医療の現場を舞台にしたフィクションでありながら、あたかもノンフィクションであるような臨場感と、短いスパンで場面が切り替わるスピード感。
研究開発の巨大な利権と国際間の熾烈な競争。日本ではなかなか認可されない「治験」を海外に求めることで流出する先端技術。「スピードか、安全か」倫理の問題も絡むこの究極の選択、もし自分なら・・・と考えてしまう。
テーマは興味深く、事件との絡みも面白いのにただ一つ頂けないのは若い女性刑事のキャラ設定。上司相手でも司法解剖の教授相手でも「~っすか」のスカスカ言葉、お喋りで軽率、よく言えばやる気があるけど悪く言えば出しゃばり・・・彼女が出てくるたびにこんな刑事ないわ~とゲンナリ。それでも最後に県警の捜査1課の刑事になっているのがますますないわ~ -
面白くて一気に読んだ。
人体実験は国家で隠蔽し、丸く収まる。
小説だから許されるのだと思うが、個人的には良い終わり方。
自分もボケた場合、最後は脳が破裂して死ぬとしても、その間はボケが治るならアリだと思う。