DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 6月号 [雑誌]実験する組織-A/Bテストで成長を加速させる- 巻頭対談 野中郁次郎×入山章栄
- ダイヤモンド社 (2020年5月9日発売)
- Amazon.co.jp ・雑誌
- / ISBN・EAN: 4910059690601
感想・レビュー・書評
-
ー 実験する組織への変革を阻む5つの壁
日本企業が実験する組織に変わるために何が必要なのか。ここからは、①組織構造、②意思決定、③人材・人事、④ダイバーシティ・インクルージョン、⑤リーダーシップという5つの視点から、実験を阻む壁と、それを乗り越える方法を検討していきたい。 ー
『日本企業が「実験する組織」に変わる方法』を読むが、絶望的に高い壁があるのではないかと思ってしまう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野中名誉教授と入山教授の対談は面白い。
当然、この2名を数ページで把握するにはあまりにも功績が大きいが、導入としてここからSECIモデルの論文を読んだり、入山教授が監修した「両利きの経営」に進むのは面白いはず。
個人的には、SECIモデルの誕生秘話が興味深く、学問の論文競争も企業の経営のようだと感じた習慣であった。 -
図書館で。実験する組織。
A/Bテストは消費者向けでは必須だよね。ただ手間もかかるから全ての組織が出来るとは限らないので、ここに投資できることが差別化要因になるかも。
実験型組織・インキュベーション的組織も大事。 -
●A/Bテストというものは見聞きしていたが、それほどまでに昨今のビジネスシーンで不可欠なものとなっていたのは知らなかった。
-
3.5
-
「実験する組織」という特集です。
(直感よりも)データを重視する意思決定、データを分析する能力。そういうものが自分たちに不足しているという実感をもちました。
どうしてもベテランの勘がありがたがられてしまう。そういう風潮があります。実験をして、失敗をして、その情報が適切に管理され蓄積され、必要なデータが誰でも簡単に閲覧・利用できる仕組みをつくり、そしてそうしたいというモチベーションが肝要だと感じました。 -
とても興味深い巻だった。
事業とは人である。人が成長するための学びについて、組織、デジタル、学びの軸で展開されていると感じた。
学びを得た感だった。 -
職場の偏見をなくすためにリーダーがすべきこと
多様性の文脈だが、組織運営一般にも当てはまる内容。バイアス抑制するためには?
1. どんな形でバイアスが現れるか理解する
▼たびたび能力を問われる▼綱渡り(ある集団に許容される行動が他集団より幅が狭い)▼母親であることの障害▼不利な集団は互いに競い合わされる
2. いつどこで現れるか理解し、対策する
▼採用時(略)
▼日常のマネジメント 対策①雑務は輪番制にする、②重要PJの担当者を一部に固定化しない、③地味な仕事における貢献の重要性を認識する(個人目標に組み込み、考査で評価する)、④発言遮り・アイデア横取りにはその場で対処する、⑤不利な側に公然と力を貸してもらう、⑥公平に参加できるように会議を設定する、⑦誰にも均等に時間を取る
▼平等な評価によってチームを育成する 対策①明確な(事前に決めた)評価基準に基づき、具体的な実績にフォーカスする、②実績/潜在能力、性格/スキルセットを区別する(NG 友好的→OK 複数部門を束ねてPJ管理できる強力なコラボレーター)、③競走条件を平等にする(部下全員に実績を自己評価するツールを用意する。根拠に基づき自己擁護・売込むことを促す)、④研修 昇進 給料のルールを説明しそれに従う。基準の透明性をつよく求める。 -
■書名
書名:DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー 2020年 6月号
実験する組織-A/Bテストで成長を加速させる-
著者:ダイヤモンド社
■概要
│特集│A/Bテストで成長を加速させる 実験する組織
●なぜブッキング・ドットコムは急成長できたのか
ビジネス実験を重ねる文化が企業を成功に導く
ハーバード・ビジネス・スクール 教授 ステファン・トムク
●ネットフリックスやリンクトインに学ぶ
A/Bテストの3つの落とし穴を回避する方法
ハーバード・ビジネス・スクール 助教授 イヤボール・ボジノフ
リンクトイン 計算社会科学担当リード ギョーム・サンジャック
ネットフリックス 実験的研究担当リード マーティン・ティングレイ
●[インタビュー] eBay、ウォルマート、ピンタレストで実践
A/Bテストはますます効果的になっている
ピンタレスト エンジニアリング担当シニアバイスプレジデント ジェレミー・キング
(amazon.co.jpより引用)
■感想
何年かぶりに、定期購読はじめてみました。
久しぶりに読むと面白いですね。
こういうのは知識として頭の片隅に残る程度ですが、こういう知識がどこで
役に立つか分からないですからね。
A/Bテストの話しは興味深いですね。
どのような方法がいいのではなくて、自分に合う方法を見つけることが大事
という当たり前の事を思い出させてくれます。
相変わらず、興味ない話には、やっぱり触手が動かないですけどね・・・・
これからまた勉強していきます。
■気になった点
・謝罪の言葉の内容より、クーポンの有無が、信頼性という意味で顧客には意味を持つという
ことがアンケート結果より分かった。
・経験、学歴より、知識とスキルに焦点を当てる。
経験だけでは仕事が出来る指標にはならないことが、調査の結果わかった。
・日本で実験する組織が出来ないのは、社内風土の問題が大きい。
・データ分析活動は草の根的に始めないと失敗する。
最初から大きな話にすると、話がまとまらないからだ。