プロフェッショナル・サッカー 終わりなき挑戦 [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 好きな言葉がたくさん。

    一年目の挫折の原因は「自分だけがよければ」と思ったこと。
    それに気づいてからは、「自分の持っているものを出し切ることが、チームのためになる」という考えに変わった。
    監督から戦略を伝えられれば、それに従って全力を尽くし、その結果、勝手にひとりでやっても出せない個性的なプレーが出てくるようになる。
     ⇒これが、「置かれた場所で咲きなさい」の意味なんだろうな。これは、自分の考え方の根底にある。大事にしよう。

    いくら試合に使われても、他の10人のプレーヤーを信頼させ、納得させないと、パスは絶対にこない厳しい世界だ。
    勝つために信用のない選手は必要ないし、邪魔にしかならないというのがドイツサッカーの基本的思想。とにかく身内との闘い。
     ⇒パスを出される選手になることはもちろんだし、必要ならパスを出す相手を選べるくらいのレベルの高さにならないと。

    最も大きな教訓は「自分」をおろそかにしてはいけないということだった。
    鍛え、工夫し、他の選手の持っているところを盗み、それを自分のものにする努力。
    さらには、他の選手が真似できない個性あるプレーをするために、徹底的に挑戦する勇気と忍耐力。
    「鉄は熱いうちにうて」という言葉のように、今、思ったことは、すぐやってみることも身についた。
    そこには、成功も失敗もない。打ち込むことで後悔しないで済む。強い姿勢こそ大切だ。
    一歩一歩、高いレベルへ目標を置き換え、またチャレンジする。
    私のサッカー人生は、それを繰り返せるから、ますますサッカーが好きでたまらなくなるのだし、面白く、楽しくなる。
     ⇒高速な実行サイクルで学び続ける。目標をアップグレードし続ける。人生がリーンですね。

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著者プロフィール

1961年10月16日、静岡県生まれ。清水商業高校時代に日本ユース代表として79年のワールドユースに出場。筑波大学在学時に日本代表に選出される。卒業後、ドイツのレバークーゼン、レムシャイトなどで5年間プレーし、89年にマツダ(現サンフレッチェ広島)に加入。日本人選手Jリーグ初ゴールを記録。1stステージ優勝にも貢献。97年に引退後は桐蔭横浜大学サッカー部、筑波大学蹴球部、川崎フロンターレ、名古屋グランパスの監督を歴任。サッカークラブ「トラウムトレーニング」の代表を務めるなど、独特の技術論とメソッドでサッカー選手が楽しく伸びる指導に心血を注ぐ。2021年よりセレッソ大阪アカデミーの技術委員長を務める。

「2022年 『サッカー外す解剖図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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