2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義 (星海社 e-SHINSHO) [Kindle]

著者 :
  • 講談社
4.25
  • (32)
  • (34)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 250
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・電子書籍

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 考えない人間は猿である.から始まる
    読書をして翌日忘れてしまっては何もならない読書をして考えて蓄積すること。なぜリベラルアーツが必要なのかそれは一般教養があって初めて自分の判断ができる。答えを言う書籍が多いがそれでは意味がない、聖書も答えを言ってしまっている自分で考えることが必要。(どのような本を読めばいいですか?という質問には”自分で考えてください”と一刀両断)
    相手に受け入れられる提案をするためには相手が何を欲しているかを考えることが必要、サイボウズのシステムは社員から紹介が来ないような簡単な使い方・大きなボタンがポイントになっていた。
    交渉は情報戦であるこちらの提案をするのではなく相手のニーズを聞くこと聞くこと聞くことそれが大切。
    パラダイムシフトは知識だけでなく老人が消えたときにおこる、コペルニクスの地動説も発表されたあと50年たって老人がいなくなってやっと認められた。でもその間ではデマも横行する。
    パンデミックで世の中が変わるパラダイムシフトをしっかり見て自分で判断しないといけないと思った。
     後半オーディオブックの前身音バンクが出てくる。武器をくばれ!と言っているので全学連なのかと思ったけど武器とは教養であり言葉のことだった。
    6/30 Youtubeの東大講義を聞いてみたい。

  • メモ

  • 2012年9月7日、この講義と同時期の脂の乗った瀧本節の講演を聞いた。そこで言われた「セミナーや自己啓発本で心を改めてる人ばかり。明日から行動に移してください」にドキっとした。

    セミナー帰り、ウィークタイを構築するため、同じセミナー帰りの人に無差別に声をかけて回り、年数回、学びをアウトプットし相互に刺激し合う場を3年以上運営できた。

    あれから8年以上経つ。瀧本さんは2020年6月30日を迎える前にこの世を去ってしまった。瀧本さん、あのとき背中を押してくれてありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

  • 2012年東京大学で実施された講義の書き起こし。

    原田マハの「本日は、お日柄もよく」が電車で読むには向いてなかったのでたまたまもう1冊持ち歩くことにしたのがこの本だったんだけど、テーマが

    言葉を勉強しろ、世界を変えていこう

    って内容で「お日柄」と丸被りな上に、瀧本哲史さんは実はスピーチライターもやっててある政治家の感動的なスピーチは僕が書いたとか言ってて、それって「お日柄」の主人公そのまんまやん!となってビックリ。こんな偶然ある? オレにそっち方面でもやらせたいのか神よ。

    カリスマいっぱい作ってみたけどそんなんじゃダメなことがわかった、若いみんなが変わっていくことで世界は変わっていくんだ!という、ガツンと心掴まれる熱いメッセージが込められた講義録です。

  • 10代、20代向け講義が書籍化されたもの。
    その年代の時に読んでおきたかった。
    今、出来るのは稼いだお金を信頼出来る事業のところや未来を託したいところに投資すること。もちろん身内にも使うけど、第三者のところじゃないとお互い冷静になれないし見返りを過剰に期待しちゃうから難しいかも。
    2020年6月30日の答え合わせを聞きたかった。

  • 評判良いので読みましたがとても良かった。パラダイムシフトは人の寿命で起こる。とかとてもわかりやすい。

  • エンジェル投資家、経営コンサルタントの著者が東京大学で行った講義を書籍化。
    SNSを見て気になり購入。自分で考えて行動せよ、というのがメッセージのため、書評の作成に困った一冊。絶対解というものは存在しないこと、だからこそ先のことはわからないこと、この辺りを潔く説いている部分は共感する。

  • 目標は思考の整理学
    バイブルとカリスマの否定。
    自分の人生は自分で考えて決めてください。
    考える枠組みがリベラル・アーツであり、教養。
    ケースメソッド:事例の選択から資料、分析、調査、発表まで基本的に生徒が主体となって行う。
    言葉のロジックで主張の正しさを伝える:ディベート
    レトリック:言葉の魅力
    政策立案に影響:シンクタンク
    シビル・アクション・ジャパン
    オト・バンク

  • 40代として読書したので、若者が武器を、という視点ではなく感想を。人に物事を伝える際は、ロジカルな事例をもとに話すと、温度感持って伝わる。著者がリベラルアーツが大事と言っているのが、本当に身に染みた。膨大なインプットがないと、このようなアウトプットは出せない。幅広い知識に舌を巻いた。

  • 自分で考え、決めることが大事だ。そのための思考の枠組みとして、リベラルアーツを学ぶべき。人に思いを伝えるために言葉を学び、正しい選択をして正しいパラダイムシフトを起こし、目的のために仲間とつながろう。

全39件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

京都大学客員准教授、エンジェル投資家、教育者。1972年生まれ。麻布高等学校、東京大学法学部を卒業後、大学院をスキップして直ちに助手に採用。専攻は民法。任期終了後は学界に残らず、マッキンゼーへ入社。3年で独立し、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建などを手がけながら、エンジェル投資家として極めて初期段階の企業を15年以上にわたって支援し続ける。京都大学では教育、研究、産官学連携活動に従事。「意思決定論」「起業論」「交渉論」の授業を担当し、人気NO.1若手教官として「4共30」講義室を立ち見に。各界において意思決定を先導するリーダーを育てることを目標に、選抜制の「瀧本ゼミ」を主宰。著作物やディベートの普及活動を通して、次世代への教育に力を入れていた。2019年8月10日永眠。

「2022年 『瀧本哲史クーリエ・ジャポン連載集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

瀧本哲史の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×