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- Amazon.co.jp ・電子書籍 (197ページ)
感想・レビュー・書評
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なんともアメリカらしい、たのしい児童書。
あとがきに、ちょっと創作ノートみたいなことが書かれていて興味深いけれど、たしかにボタンって、子どものわくわくをさそうものかもしれない。そこからクラフトに向かったり、おもちゃづくりに向かったり、物々交換に向かったり。
そのボタンをめぐる騒ぎを核に、主人公のグレースと、その「親友」で、なんでも見せびらかして仕切りたがるエリーが、バトルを繰りひろげる。これまでグレースが、一方的にがまんして、いいたいことを飲みこむことで続いていた友情が、いったんバキバキにこわされて……という話。『魔女ジェニファとわたし』を少し思いだした。対決をへてさらに深まるという話、わたしは好き。なかなか自分ではできないだけに。
グレースは、けっこう思いきったことをやらかすんだけど、ちゃんと後始末の話もあり、そこで友だち同士知恵を出しあうのがいいんだよね。しかも、校長先生と交渉して、握手で合意、とか、ほんとアメリカだよな(笑)ハンクもとてもいいやつで、ほのぼのした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グレースは科学的に検証する女の子。おじいちゃんが暖かい。ハンクがいい男だな。
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