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- / ISBN・EAN: 4910045920217
感想・レビュー・書評
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「読むトリップ」の特集や終盤の梶井基次郎の「檸檬」に関するエッセイが良かった。一つの特集がいつもより短めだったかな。
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2021年に起こるパラダイムシフトとして、TECHNNOLOGY、SCIENCE、HEALTH、ENVIRONMENT、TRANSPORT、POLITICS、BUSINESS、CULTURE、SECURITY、GEAR の10のジャンルのキーワードを見開きぐらいのページで解説。
難しいところもあるが、読んでおいてこれからのトレンドを知っておくのは有益だと思った。 -
2021年はこうだぞっていうショートエッセイ集。
そのため、テーマがバラバラでなんだか内容に集中できなかったです。
全編読み切りなので年末から年始にかけて少しずつページを進めましたが、一つひとつが短くって、(量はともかく)質的な読み応えがなかったように思います。
次号にはいつものようなワンテーマ深堀り型の特集を期待します。 -
*ONLINE LESSONS
先生→curiosity 、critical thinking 、creativityを育てることに集中できるようになる!
*ARTIFICIAL ORGANS
胸腺ないと、免疫おちる
培養されたヒト幹細胞から人工胸腺を再形成できる。
*CURATING DIVERSITY
学芸員ってキュレーターって言うんや!
女性が多くなったって言ってもまだまだなんだなぁ
でもそういう風に意識されてることは素晴らしいよね!
*IMMERSIVE ODOURS
うつ病や不安の治療に柑橘系の匂いを利用
21年は、天然香水業界にとって困難な年になる。
BC 市場の過剰規制と均質化
天然のが好きなのになぁ〜
*LABS ON THE EDGE
米国モハーヴェ砂漠に作られる、バイオ再生実験ステーションかっこよ!
*PSYCHEDELICS THERAPY
サイケデリクス=幻覚剤
欧州、アメリカ→PTSDにMDMA、うつ病にシロシビンの使用制限緩和
SSRIには欠点がある
*PERSONALISED VACCINES
万人に効くものは誰にとっても最善ではない
メモリーB細胞とメモリーT細胞を活性化する必要性
*MULTIMODAL MEDICINE
ソーシャルディスタンス、マスク、手洗い、消毒液ってほんとに効いてるんだなぁ
心臓病、糖尿病、慢性肝疾患などのリスクをもつ成人を見分けられる。
遺伝子型の配列だけじゃなく、マルチモーダルな検査が重要
→発症前の対処が可能
*CRISPR-Cas9
遺伝子編集ツール
栄養の偏り回避やバイオ燃料の生成もできる!
*TRUST ISSUES
これは難しいなぁて思ってしまった。
わたしだけかも知れんけど、政府の言うこと現時点であんまり信頼できないから、この1年で回復させるのは難しい気がする。それよりもわたしたちのネットリテラシーが大事よね。
*SHE-CESSION
コロナで大変なことたくさんあって、悪に見えるけど、この危機を無駄にしないように変革していかないといけない部分もあるんだ
*GROBAL CITIZENS
そっか、オンライン上だけの企業とかもあるんだ!
国家も対応していかないといけないんだね。
もう国とかやめちゃえばいいのに!笑
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2020年も終わり、いよいよ2021。自律型のAIがいよいよインターフェイスとして人々の前に現れる年。SFの世界では21世紀には自動運転カーが走り手で触るだけでAIが勝手に調子を図り、最適な食べ物や最適なアクティビティを選択、提供する。こんな社会は、面白いよね。とガンダム世代は思うのだけど、本当にもう、そこまで来てしまったということだ。自動運転の自動車が、人が運転する車より安全だという社会。またより社会問題解決に向かう動きを見せているのがイーロン・マスク、ジェフベゾスといったITの怪物たちで、スペースXはインターネットにアクセスできない25億人に対して宇宙にばら撒いた小型衛星の力で、高速インターネットを提供しようとしている。ジェフのブルーオリジンも同様に宇宙旅行を提供し、ネットワークも狙いに行っている。臓器は、Artificial Organという人口臓器が誕生する。昔から気になっていたのが、ネットで提供できていないものとして、匂いと味がある。フレグランスは、その嗅覚をコード化し信号として検索やコミュニケーションの乗せることが可能になるかどうかである。
長大なサプライチェーン、Just In Time方式がCOVIDなどが大きく変貌するという見識も面白い。我々は、買い換えるのではなく、修理して使うという風にアップグレードしたりすることに主眼が置かれ、価値観がかわるとブリジットローズウェル教授、英国の元チーフエコノミストは説く。が、これは日本人の基本的な観念そのものであり、もったいない、という思考のプロセスが最先端になり得ることを示しているのかもしれない。
社会問題の一つがヘイトクライムであろう。インターネット上の匿名の表現の自由が、多くの問題を引き起こし、各国が規制、抑圧する動きを見せている。また、大企業に身を寄せて、専門性を磨き能力を同僚と共有するという姿はもはや20世紀型と表現されている。実際に、通っていた場所から離れていても、勉強できるし仕事もできるしと。薄々気が付いているこの事実が、国境を超えて簡単に仕事ができる、つまり従来の税制とその再配分の考え方が変わる可能性を示唆している。リモートワークはよりプロジェクトベースで動くことを意味し、実際に提供されるサービスはグローバルで国境を問わない。実際、アメリカにいながら、日本の料理研究家のクッキングレッスンをライブで受講できるし、ダンス教室は元ダンサーがやっているロシアの授業が受けられる。銀行も、融資先の企業の動向が、はっきり決算書が出る前に動かなくてはならない。アフターコロナの融資について、マッキンゼーは信用度を適切に評価するためには、セクター単位ではなく、ここの借手ごとに見ていく必要があるとしている。過去の業績は、ある意味もはや関係なくなってしまっているのだから。
ヴァーチャル渋谷など、バーチャルツインが進めば、ある意味スタジアムもオンラインの観客とオフラインの観客が同居し、相乗効果がはかれる可能性もあり、またサードプレイスの力がより強くなるとオンラインショッピングがさらに進み、アバターが動いていくバーチャルデパートなどが出てくる可能性もあるだろう。面白いのかどうかは別として。