- Amazon.co.jp ・電子書籍 (199ページ)
感想・レビュー・書評
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女性が戦闘に参加するとなったら生理のことは語られなければならないと思う。「同志少女よ、敵を撃て」では、そのあたりの記述は皆無だった。下着まで男性用を着用させられ、経血は垂れ流しだったとか。行進すると血の跡がずっと続く、冬は血がズボンの股下で凍ってしまい、その氷で再び太ももを傷つけさらに血だらけになってしまう。ソ連の女性兵士は徴兵されたのではなく志願したようだから、すごいね、ソ連の女性って。
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辛かった
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【 #書籍紹介 】 @BizHack1
独ソ戦女性兵士のルポルタージュが原作のコミカライズ第2巻。
・馬糞を食べ生き残ったウクライナ兵
・家族が粛清された女性は足を吹き飛ばされた事で信用されると喜んだ
・新しい下着を貰った翌日に戦死した戦車兵
#戦争は女の顔をしていない2
https://amzn.to/3eB7QAi
2022/09/10 -
独ソ戦。
前線に向かった女性たちの証言。
しかし、生々しい証言は、語り手への校正の段階で、語り手本人の手によって、公的な記録に沿ったものに塗り替えられることがしばしばあるという。
「
一人の人間の中にある二つの真実にたびたび出くわすことになる
心の奥底に追いやられているその人の真実と
現代の時代の精神の染み付いた新聞の匂いのする他人の真実が
(中略)
わたしは 誇り高く
とりつくしまのない
記念碑ばかりが立っている
輝く表面に覆われた砂漠に
身を置くことになる
」
私は東日本大震災の被災者の記録に関わる仕事をしたことがあるが、この時も、これほど強烈ではないにせよ、同様の印象を持ったことがある。それが、自然災害ではなく、人為的な戦争によるものだとすれば、なおのことだろう。 -
戦争いくない!
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読んでいるうちに話に引き込まれて、息をするのが苦しくなります。
戦中の話と戦後の話、どちらも今の自分の周りにはない話で、ただ想像することしかできないことをもどかしく感じます。 -
「その後もこのように一人の人間の中にある二つの真実にたびたび出くわすことになる」「心の奥底に追いやられているその人の真実と/現代の時代の精神の染みついた新聞の匂いのする他人の真実が」「第一の真実は二つ目の圧力に耐えきれない」「話を聞くときに彼女のほかに身内や知り合い、ことに男性が居合わせると/真心からの打ち解けた話が少なくなる」「それはもう聞き手を意識した話になり/深い底に沈んでいる気持ちにまで入り込むのは難しかった」「聞き手が多いほど話は無味乾燥で消毒済みになっていった/かくあるべしという話になった」「恐ろしいことは偉大なことになり/人間の内にある理解しがたい暗いものがたちどころに説明のつくことになってしまった」「わたしは誇り高くとりつくしまのない記念碑ばかりが立っている輝く表面に覆われた砂漠に身を置くことになる」