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感想・レビュー・書評
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箱庭療法を日本に輸入した河合隼雄とともに臨床に導入した精神科医である山中康裕の本
フロイトが意識の領域に比べ、無意識の領域は狭いものと考え、抑圧されたものが無意識のキャパを超えると神経症となると考えるのに対し、ユングは無意識領域は意識領域よりも格段に大きいものとして捉え、一面的な意識への無意識の補償的作用として神経症が生じると考えた
自閉症について書かれているところは興味深い。
不登校児などが社会との間など比較的浅いところでの不安定性が見られるのに対して、自閉症患者は自我も成立していないし、自我を包括する自己すらも成立していない状況にあると考える。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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