結婚に愛は必要ですか？軍人婿は領主令嬢と二度初夜を迎える【書き下ろし番外編付き】 (ガブリエラブックス) [Kindle]

著者 : 東万里央

• メディアソフト (2020年12月28日発売)

感想・レビュー・書評

[むんちゃんさんの感想 · 2023年8月24日]

あとがきに「価値観が変わる」がテーマだとありました。ヒロインもヒーローも他の登場人物達も作中に大きく価値観を変える場面があります。恋愛小説なんだけれど、骨太なストーリーでした。とても面白かったです。

[満開さんの感想 · 2023年11月28日]

レイラは、両親が政略結婚して自分が生まれた後にどちらも家を出て愛人と暮らしていて、祖母に侯爵家の跡取り娘として厳しく育てられ、愛が分からず、結婚に愛は必要ないと思っていた。結婚相手は条件が合う相手を絞り込み、最後は陛下に決めてもらった。しかし、なぜか相手はレイラが好きになってくれたから結婚してくれたと思っていて…。

ＴＬ。
作中に「深紅の瞳の持ち主にキスされると、幸福になれる」と出てきてどこかで読んだと思っていたら、あとがきに『離縁されました。再婚しました。』『濡れ衣を着せられまして』の同一世界とありました。

想像してたよりレイラが恋に落ちるかどうかまでの展開が早くて嫌な予感がしたんですが、的中して辛い展開が待っていました。
タイトルから『喪失』は予想してましたが、『失○』は予想外で、ズーンときました。

魂の双子、普通に出会ってたらどうなっていたのかな？と思いました。

[ayukawaさんの感想 · 2023年10月1日]

読みやすい文章。
約300ページと長いけれども、それだけの内容はある。最後の決断は……?と思ったけど。

[こだち@tl記録用さんの感想 · 2023年9月2日]

イギリスによるアイルランド支配がおそらく話の背景のモデルなのかなと思います。そこだけとるとこの落ちは大丈夫なのかな…というのはなくはないですが(ヒロインの出身イメージはスコットランドかウェールズなんでしょうね)。前半は愛を理解していなかったヒロインがヒーローによって愛を教わるパート、後半が愛のためにヒロインが戦うパート。シナリオでやりたいことがはっきりしていて読みやすかったです。

[黒ソーダさんの感想 · 2023年8月17日]

本文が縦書きなのに、目次と奥付きが横書き。出版社、脳が沸いてるな。株式会社メディアソフトってパズルの会社みたいだよ。読み捨てられるTL小説、いい加減な仕事で電子出版、そこそこ儲かんのかな？
あとがきを読んだら作者さんは自分の世界に気持ちよく浸かってるし、気味が悪い。

著者プロフィール

2017年、「天使と悪魔の契約結婚」で出版デビュー。以降、幅広いジャンルで活躍中。2018年、アルファポリス「第一回ほっこり・じんわり大賞」に参加した「死に神のレストラン」が最終選考で高く評価され、改稿のうえ出版に至った。

「2020年 『神さまのレストラン』 で使われていた紹介文から引用しています。」