ミレニアム6 死すべき女 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 少し寂しい終わり
    山のことは山のこと

  • 続編が発売されれば読みたいと思う。とにかく面白い。映画化されればそれも見たいと思う。やはり、バイクに乗っているのがよい。

    〇ベレッタ 87、通称〝チーター〟──と、IMSIキャッチャーを手に入れたのみならず、フィスカル通りの地下駐車場にいまだ放置されたままだった自分のバイクも取りに行った。
    〇持参したIMSIキャッチャー、言ってみれば自前の携帯電話基地局を準備した

  • ラーゲルクランツの手掛ける「ミレニアム」の新シリーズは最初の「4」こそよかったもののドンドン失速して、この「6」に至っては登場人物の名前こそ共通しているもののこぶりで尻つぼみ感がたまらず、かなり読むのに時間がかかった。

    リスペット・サランデルと彼女の父ザラ、そして冷酷な妹カミラとの葛藤と死闘。それがミレニアムの1巻から3巻までをつなぐメイン・テーマだった。ダン・カーソン亡きあとシリーズを引き継いだラーゲルクランツも当然この「物語」のケリをつける必要があった。
    でもそれに全く関係ない過去のエベレスト登山での悲惨な遭難事故とそれを巡る陰謀を絡ませたことで事件が複数より合わさり、並走し。これが面白ければいいんだけど、陰惨、陰鬱なだけでいっこうにおもしろくならない。
    かたやミカエルにも昔日のするどさはないし、どうにも老いの気配は隠せない。
    リスペットのスーパーウーマンぶりと孤高の存在だけは変わらないけどそれ以外の部分がパワーダウンしすぎ。

    物語の推進力となる魅力的なキャラクターが複数いて
    ページをとる手が止まらなかったのが旧3部作のすごさ。
    新シリーズにそれがなくなってしまったのがなんともおしい。

    一応、完結しています。

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著者プロフィール

スウェーデンのジャーナリスト、作家。事件記者として新聞社に勤務後、スウェーデンの冒険家、ヨーラン・クロップにを描いたNFでデビュー。2009年、英国の数学者アラン・チューリングに関する歴史小説を執筆。2011年、国際的なサッカースターのズラタン・イブラヒモビッチとの共著で、『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を出版、2か月足らずで50万部を突破、スウェーデンで大ベストセラーとなった。『ミレニアム』を執筆したスティーグ・ラーソンが急逝した後、4‐6を書き継いだ。

「2023年 『闇の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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