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感想・レビュー・書評
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蟹工船くらいの熱量や危機感がないと、労働組合って機能しないよね〜と思ってしまう現代人の私です。
加えて個の時代になってしまったから、組織をつくって会社と交渉しようなんて新たな潮流は生まれづらい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小林多喜二の小説、蟹工船の漫画化。この「マンガで読破」シリーズ、文学の名作がたくさん漫画化されていて良い。
「蟹工船」は、昭和初期に資本家に搾取され続ける無知な労働者が、過酷な労働環境に疑問を抱き、仲間や自分を守るために団結し始める様子が描かれている。マンガで描かれているのは、搾取、過酷、などという一言では片付けられないほど悲惨な暴力や私刑だ。
物語では蟹工船の労働者たちは一応、非道な現場監督に勝利するが、現実では共産主義に目覚めた小林多喜二は拷問によって獄中死している。
このような歴史の積み重ねの上に現在があることをちゃんと知っておきたい。 -
以前に娘と蟹工船の映画を観たことがある。
今回、心に残った言葉は「星火燎原」
大きな行動も小さな勇気から生まれる。
最初の火は小さくても偉大な最初の火 -
小学生の読書感想文の課題図書だったので読んでいるはずだが、マンガでようやく理解できた笑
小学生にプロレタリア文学を読ませても分からないだろう、先生… -
蟹工船での法で守られない労働者。
その中で、必死に生き戦いぬいた労働者の物語。
当時の共産主義の空気感がなんとなく理解できる -
自分の断片的ないろんな知識が繋がった
そしてロシアもスト成功ばかりじゃなくて270人も虐殺された事件もあることを知った