三体Ⅲ 死神永生 下 [Kindle]

  • 早川書房
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感想・レビュー・書評

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  • こちらも完結。
    「2」で終わった、と思っていたら
    執剣者の交代から話は思わぬ方向へ。

    SF的アイデア満載。
    新たな危機と次元論。
    よく分からないがド派手。

  • 遂に終わりました。
    第3部はとんでもない時間の経過がありました。
    銀河帝国の興亡も真っ青の100億年と少し。
    その少しでさえも1890万年云々と表記されていたけど、これほど壮大に拡げた風呂敷をちゃんと畳むことが出来たのに吃驚。
    この人の頭の中はどうなっているのだろう。
    読み終えた満足感で只々お腹いっぱいです。
    「ブラックアウト」を読み終えた感とよく似ている。
    これ以上の傑作は出ないだろうと思うけど出るんですよね。世界は広いわ。
    Netflixでドラマになるそうだけど、どうやって映像化するのだろう、今から楽しみ。

  • 三体Ⅱの解決策が素晴らしいと膝を叩いたのに比べ、今回のは それはないでしょう?という感じなので星4つ。

    雲天明の深水王子・氷砂王子・露姫の物語が、その後の展開のカギとなることは予想がついたが、紙切れのくだりは参った。程心の判断が下巻でも世界に大きな影響をもとらすとは・・・掩体計画と暗黒領域計画と高速宇宙船プロジェクトだけでもSF的にはお腹一杯なのに、次元の崩壊の文字による写実には圧倒された。映像化できるの? さらにDX3906 星系 宇宙#647時間線はぶっ飛んでいた。
    SFとして理解は何となくできるが、物語としては ありえない! 大森望の後書きにある「限りなく遠くも来にけるかな」 遠くに来すぎでしょう!

  •  結末が余りにスケールが大きすぎて納得できない自分があった。

  • 傑作です。ストーリーもあり、SFガジェットも満載で、本当に楽しく読みました。
    翻訳のみなさんご苦労様でした。ありがとうございました。結末も尻すぼみでなくよかったです。

  • とうとう読み終わってしまった。
    いやあ、スゴイ!
    こんなにもスケールが大きく、既存の物理法則さえ飛び越えてしまう様々なアイデアを、面白く読ませてもらえて幸せでした。

  • 第二部で暗黒森林抑止に到達した後の世界を描く。第二部で広がった風呂敷は更に拡大して別宇宙、多次元の領域に踏み込む。展開は非常に面白いが第一部、第二部の舞台からは随分と遠くに来てしまった感じがした。冬眠を利用した未来への時空移動を頻繁に利用していたのも大味な印象。

  • 壮大だった…SFファンじゃなくても読んで普通に面白かった

  • 何とも壮大な物語だった。中国にはこういう想像力のある人が少なくとも一人はいることがわかった。しかし、未来のデティールを描くのは困難を要したであろう。今現在の知識で書くには三体人はおろか雲天明を表現するのも難しかったろう。技術にしたってわかるはずがない。でも、なんとか想像力を膨らませて読み取る他ない。少しでも長く生きようとすることは他の誰よりも長く生きることに気づき、恐怖を感じた。雲天明の比喩を織り込んだメッセージ、それを解読する専門家たちの努力が興味深く感じた。

  • (上巻と共通)
    下巻のあとがきで訳者大森望 氏が触れていたが
    前作「黒暗森林」である意味、完結している作品だったのでどういった事になるのかと思い読み始めてみたが雲天明(ユン・ティエンミン)という新しい主人公の登場と新しい時代の始まりで「これはスピンオフ作品なのでは?」と思い
    ながらも読み進めていくとあれよあれよという間に
    「これは紛れもない続編なのだ」と気づかされる。
    ただ前2作と比べると明らかに違うのがゴリゴリの
    骨太SFになっている様に感じた。
    自分は決してSF知識に関して詳しい方ではないので
    色々と調べながら読み進めていくのも楽しかった。
    最終的には
    「よくぞここまで風呂敷を広げてくれたものだ
    それもここまで楽しい大風呂敷だ」

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著者プロフィール

1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

「2023年 『神様の介護係』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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