- Amazon.co.jp ・電子書籍 (245ページ)
感想・レビュー・書評
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この本の後半、ヴィパッサナー瞑想の本で読んだような内容が続いた。こちらの方が理解しやすい文章だが、理解しやすいのと腑に落ちるのとは違うのだなと実感。
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停止と観察のトレーニングを進めることで精神状態が悪化する人がいることに言及し、進める上での注意点をまとめてあるのが新しかった。
少々読みづらさを感じたが、2回読むとすんなりと頭に入ってきた。 -
途中からほぼ飛ばし読み
ワーク部分も多かったので飛ばし読み
一の矢が刺さるのは仕方ない。続けて二の矢、三の矢を自分で打ち込むからこじらせる。
苦しみ=痛み×抵抗
事実は事実として受け入れ、なすべきことをするのみ。
抵抗するから苦しみが増してこじらせる。 -
ネガティブな考えが脳に張り付いて幸福を感じられなくなった時に読みたい本。仏教的思想と近年の科学研究で判明した事実をベースにし、無我に至るまでの取り組み方を実践的に説いた一冊。鈴木祐さんの文章はいつも読み手に寄り添っていて入ってきやすい。よくわからないタイトルの本だったが、期待以上だった。
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「苦しみ(二の矢)=痛み(一の矢)×抵抗」
抵抗するのではなく、現実に降伏する事で苦しみに至らない。 -
心を「最高の状態」にする科学的メソッドを解説した本。
自分の感情や思考は止めることはできません。感情と思考は自然とわいてくるもの。無理に止めようとするのではなく、自分の感情や思考を観察すること。
心を「最高の状態」にするには、自分の感情と思考に正面から向き合うことが必要です。 -
2022/7/16
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幸福になる方法や、心を守る手法、
考え方や、捉え方から生きやすくなる方法というのは、
人類の関心事なので色々と研究が進んでいます。
この本は、そういった研究の内容をまとめた本の一つで
味付けに禅の要素を取り入れているというところが
他と差別化されている点だと思います。
人によってはこの本で救われたりもするんじゃないかという内容でした。
ちょうど、京極夏彦著『鉄鼠の檻』を読んでいる私には楽しく読むことができる本でした。 -
全体的にマインドフルネスの考え方と宗教的な考え方をミックスしたような内容。個人的には科学的知見も、ながい人類史の中で育まれた宗教的知見も信頼しているので腑に落ちやすい良著に感じた。
以下、自分用メモ。
【自己】とは目の前の問題を解決するために出てくる脳内の機能にすぎない。過去や未来に向けた物語が、いま直面している問題と結びつき、自己に向かって攻撃を始める時、苦しくなりメンタルを病む原因になる。
物語=因果関係。方程式みたいな感じだなと感じた。
Aが起きたらBになる。
人間の脳は、起きた問題に対して感情を抱くこと、物語を想起することがデフォルトで設定されている。
その事実を知り、自分の存在に対して二の矢を打たないようにトレーニングすることが必要。
無とは自己機能の停止。
トレーニングの土台づくりに、結界=心が安心できる状態をあげていた。この内容を読んで、幼少期に自然とやっていたことを思い出す。家の中が不安定な時ほど、セーフプレイス的な瞑想をしていた。当時はただ好きなことを妄想している感覚でしかなかったけど…。
立場が弱い子どもはできることが少ない分、そうやって心のバランスをとっていたのかもしれない。
大人になって忘れていた感覚だったので、今一度チャレンジしてみたい。
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マインドフルネスとか瞑想とかってものをまとめた本、ってとこかな。そういうのが好きな人は知ってる基本的な知識。入門書としてはグッド。