ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • ビジョナリーカンパニー1・2と並んで名著。2つと比べて具体的に活用できる話が多いと感じた。

  • 正直あまり響かなかった。
    経営者には、良い本だと思う。
    起業したら、また読みたい。

  • なかなか読み応えのある本で、8章で力尽きた(あと少しであった!!)
    偉大な企業を作るための指南書である。
    市場プル型ではなく、プロダクトアウトを推奨しているのが新鮮であった。

  • 正しい事業のアイデアより、正しい人材のほうがはるかに重要だ

    リーダーシップの本質は、明確なビジョンを示し、集団と共有し、行動を促すこと+社員の魂に触れる

    一番重要な問いは、今から5から10年後にどんな会社になっていたか、だ

  • バスに乗る人

    クリエイティブ:アイディアに対しての受容力

    デザイナーを採用しよう

    イノベーション能力ではなくスケールする能力
    アイディアの遂行能力

    採用:バリューを支持するか

    OPUR

    愛情と敬意

  • ・to doよりto be
    ・正しい人材:目的を選ぶから「まず人を選ぶ」
    ・リーダーシップ:ビジョン+スタイル(一度にひとつ、時間管理、)
    ・ビジョン(コアバリューと理念、パーパス:導く星、ミッション:登っている山
    ・デザイナー:アイデアの実用化の訓練

  • ビジョナリーカンパニーシリーズはよく読んでいたので、電車広告で目に留まり手に取った本。

    起業家や経営者に向けたリーダーシップの本であるが、社内組織のリーダーやこれからリーダーになろうとしている人に対しても役に立つことが多く書かれていると感じた。
    個人的には会社のビジョンやミッションの作り方と押さえるべきポイントをまとめている章が特に学びが深かった。


    コアバリューと理念からパーパス(存在意義)が生まれ、パーパスを指針としてミッションを決定する。
    コアバリューと理念、パーパスは変わることはないが、ミッションは時代に応じて臨機応変に変化していく。
    優れたビジョンはコアバリューと理念、パーパス、ミッションの3要素で構成される。


    上記は様々な本で語られていることだと思うが、本書では事例も交えながら特に詳しく解説してくれている。

    企業のパーパス(存在意義)を考える上で投げかけられた問いかけとして、「私たちが存在しなくなったらこの世界から何がなくなるのか」というものがあった。
    イチ会社員の立場からするとここまで大きなことは中々考えにくいと思ったが、企業だけでなく社内組織や少人数のチーム、自分自身に置き換えて考えても大きな意味があると感じた。
    自分自身がいなくなったら何がなくなるのか、この問いかけに即答できるくらい自分や組織の役割が明確になっているのか考える良いきっかけになった。

    線を引いた箇所が多くてまとめるのが大変だが、それだけ学びが多かった僕にとっての良書。

  • 主に大企業におけるビジョン・戦略・戦術について体系的に定義して、これらをシステマティックに定める手法を示したもの。
    始めてこららに触れる場合はとても参考になるかと。

    また、事例は主に大企業がまだスタートアップだったころ、どのようにスケールしていったか、、という視点でまとめられている。
    これはこれで良いと思うが、外部環境は今とは違うため多くの解釈の変換が必要なんだろうと思う。

    ただ、ベストセラー本だけあって、この分野を学問的・体系的にまとめたものはたぶんなく、多くの気付きが得られるだおうと思う

  • 普通の会社ではなく、偉大な会社は確かに存在する。
    それは単純に収益が好調とか、取扱い商品が優れているとか、そういうことだけではない。
    とにかく他社と比較して、突出して優れているのだ。
    成長率もしかり、離職率の低さもしかり。
    カリスマ経営者が去った後も、永続して偉大なままで成長を続けられる企業。
    これこそビジョナリーカンパニーだと本書でうたっている。
    これは他の会社と何が異なるのだろうか。
    単なる経営の方法論だけでは語れない何かがここにはある。
    アップルだってカリスマ経営者スティーブ・ジョブズが亡くなってすでに10年が経過している。
    しかしながらアップルの業績はガタ落ちしていない。
    どうしてこれら企業がカリスマなしに継続して行けているのだろうか。
    カリスマ経営者は自身がいなくなっても成立する、どんな仕掛けを会社に埋め込んだのだろうか。
    それらを解き明かすことが本書の試みであり、本シリーズの命題だ。
    しかしながら、本書でも語られている通り、たった一つの解答がある訳ではない。
    成功のための重要な要因はあるが、たった一つでは足りないのだ。
    いくつかの要因が適度なタイミングとバランスによってもたらされるものなのだろう。
    とにかくいくつかの成功要因とは、聞いてみるとごくごく当たり前のことが多い。
    それなのに、ただし正しく実践することが、恐ろしく難しいことなのだ。
    「誰をバスに乗せるのか?」これこそが本シリーズで再三言っていることの一つだ。
    これも理解はしているが、厳しく、正しく実践している経営者がどれだけいるだろう。
    自身の会社内を見回しても、とても実践しているとは思えない。
    経営者によっては「自分に人事権があったのか?」と忘れている人さえいるくらいだ。
    特に日本企業のサラリーマン経営者は、これら人事面の感度は低いと言わざるをえない。
    人材と仕事とを適材適所にマッチングさせることは、上司が実現するしかない。
    2つ目の成功要因は、ミッションビジョンの明確化だ。
    「何のためにこれをやるのか」「何を実現したくて我々はここにいるのか」
    これも、1つ目の「誰をバスに乗せるか」とも実は連動する話だったりするのだ。
    思いを共有したメンバーでないと、大きな仕事なんて成し遂げられやしない。
    単純なことなのに、これもなかなか実践できないものなのだ。
    「思い」を人に吐露することは、気恥ずかしいものだ。
    そして大人になればなるほど、人は気持ちに蓋をして、思いを語らなくなってしまう。
    ここも意識をして、ミッションビジョンを語ることが大切なのだろう。
    3つ目の成功要因は、リーダーシップだ。
    これも1つ目、2つ目と密接に関わっている。
    カリスマ性とリーダーシップは似て非なるものだ。
    必ずしもカリスマ性は必要ではない。
    誰かに命令されたわけではなく、自らが主体的に動くこと。
    これこそがリーダーシップの本質であるのだが、これも当たり前過ぎて、ほとんどの人が実践出来てないにも関わらず、疎かにしているポイントなのだ。
    自分の主人は自分だけだ。
    そう思って行動できる人員を何人も何人も揃えられるのか。
    他から連れてくるだけでなく、自社で育てていくことができるのか。
    そういうことも含め、リーダーシップの文化を社内に植え付けることはできるのか。
    しかしこれら無くして、ビジョナリーカンパニーになることはあり得ない。
    目指さなければ決して辿り着くはずがない道なのだと思う。
    真剣にそう思うのだ。
    (2021/11/3)

  • ジムコリンズの「ビジョナリーカンパニー」シリーズのアントレプレナーシップに関する本の書き直し版。これまでの他のシリーズを読んだ時ほどの感動はない。

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著者プロフィール

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。

「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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