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感想・レビュー・書評
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日本、台湾、香港の作家5人による、箸をテーマとした怪奇リレー小説。
第一章の日本での箸を使ったおまじない『おはしさま』から始まり、第二章の台湾のある家に伝わる神の宿る箸、第三章の香港での箸を使った呪いの都市伝説、と少しづつ話が膨らんでいく。
第四章では箸の呪いの、第五章ではおはしさまに関わった人々の解決編と言った感じ。
食事の道具としての共通の文化、というだけでなく箸に関する風習や忌み事にも三つの国で共通点があって、それが綺麗に『おはしさま』という怪異にまとまっていた。
短編リレー小説ではあるけど、三津田氏以外のストーリーはそれぞれボリュームがあって読み応えがある。
と思ったら、あとがきで字数制限を守っていたのが三津田氏だけだったと判明してちょっと笑ったw詳細をみるコメント0件をすべて表示
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