現代思想入門 (講談社現代新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 哲学本の最も簡単な入門書とのことだったが、それでも難しかった。おそらく著者は相当頑張ったのだろう(その事は感じられる)が、やっぱりこれで哲学本を読むのは諦めようという感想。
    最終章の本の読み進め方(哲学本に限らず)のアドバイスは、この諦め心を癒してくれるもので、ためになった。

  • フランス哲学のポスト構造主義を中心に、代表的な哲学者と作品をまとめて紹介。とはいえ馴染みのない哲学者や論考が多々あり、ある程度の哲学的下地がないと理解するのは苦しい。巻末の哲学表現の読み方が素人にも参考になる。時間をおいてまた読みたい。

  • デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー、ポスト・ポスト構造主義など。「現代思想のつくり方」「現代思想の読み方」の項目もあって、理解しやすく解きほぐしてくれる感じです。

  • 入門でこのレベル?と言うくらいの難しさでした。
    特に所々に差し込まれる原文や解説文はオシャレ過ぎてさっぱり分かりませんでしたが、作者の分かりやすい解説で、脱構造主義の基本的な考えは理解できたと思います。
    特に、二項対立で良し悪しを言うのをいったん保留するのは、二項対立では善悪や優劣やプラスマイナスは絶対的に決定できないにもかかわらず、ある価値観をもとに二項対立をすればどちらかがプラスにどちらかがマイナスになってしまうからと言う考え方は、仕事を含めて世の中の事を考える上での新しい視点を与えてくれました。
    そこから少し進んで、自分が既存の価値観から暴走するのではなく、自分の秩序と異なる価値観を持つ他者を受け入れたり、主体的・能動的に生きるべきと言われているが、主導権は他者にあり、能動的であれば常に良いと言うわけではない、と言うことなど、文が難解で分からないなりの気付きもありました。

  • フランスの哲学について知りたく思い、購入致しました。
    脱構築の考え方には、共感いたしております!

  • この本は、「現代思想(ポスト構造主義)」について、わかりやすく解説された本ですが、私にはなかなか難しく、なかなか理解できませんでしが、とても魅力ある本でした。
    哲学を丁寧にわかりやすく解説できる著者の知識に感心しました。
    「実存主義」から「構造主義」そして「ポスト構造主義(ポストモダン)」の後、「ポスト・ポスト構造主義?」という位置付けの現代の哲学者が、現在、何のテーマについて考えているか?なども解説されており、ちょと哲学にも興味が出ました。
    この本がベストセラーになった!というのもいいですねー。

  • 一回ぱっと読んだだけじゃわからん部類の本だな。デリダ、ドゥルーズを知るのには良い。

    結局構造主義とは何で、ポスト構造主義とは何が違うんだ?

  • 入門のための入門だが,内容はかなりハードだった。それでも現代思想とは何かを少しは理解できた気がする。人間は過剰な存在であるということが真理であり,そこから哲学が生まれてくるのだとだと感じた。
    何かと二項対立で白黒はっきりさせたがる世の中において,その意味を深く掘り下げて考えていくことは間違いではないと気付かされた。

  • 2023年読んだ
    やはり気が合わない

  • 図書館で借りてバーっと読んでしまい
    後で色々調べたらものすごく良い本とのことで改めてKindleで購入したらすごく良い本
    「入門」と題して入門じゃないことが多いけれど入門だ
    思想や哲学に興味を持ったらまず読むと良い

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著者プロフィール

1978年生まれ。立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。
著書に『意味がない無意味』(河出書房新社、2018)、『思弁的実在論と現代について 千葉雅也対談集』(青土社、2018)他

「2019年 『談 no.115』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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