uchin44さんの感想
2022年6月11日
脳科学の研究者の著者が、現実科学にたどり着いた過程をまとめた本です。が、正直完全には理解できませんでした。 Substitutional Realityの技術を使って、脳の機能を研究してきた著者の研究内容の部分は、以前も別の本で読んだことがあり、非常に興味深く、体験してみたいと思いました。そこから、なぜ前半のブレインくんの件につながるのかがよく分かりません。参考にはなるのですが、心理学ノウハウ本のような内容で、比較的ありふれたものにも思えます。Substitutional Realityの研究から、現実が曖昧であるという境地に至り、現実を科学するという流れはなんとなく分かりましたが、現実科学の内容については、理解が追いつきませんでした。10年後には分かるようになるのかもしれません。
理化学研究所脳科学総合センター適応知性研究チーム・チームリーダー/適応知性および社会的脳機能解明が研究テーマ 「2014年 『談 no.99』 で使われていた紹介文から引用しています。」