限りある時間の使い方 [Kindle]

  • かんき出版
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感想・レビュー・書評

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  • ①残業が多く、時間に関する本を読んでみようと思ったのが買った契機。
    ②翻訳本の特徴出もあるが、冗長な文章に感じたしトランプ批判なども混じっていてあまり楽しく読めなかった。
    また、そもそもの時間論もあまりピンと来ず、ともすれば「夢や希望を捨てよう」といったネガティブなメッセージだと思った。
    ③とはいえ参考になる部分もあったため、有益だと感じた部分は頭の片隅に置いておこうと思う。

  • 限りある時間をいかに過ごすかを説いた本。

    人生は有限。時間に限りがあるからこそ、今を生きることが大事。

  • 思ったより人生の時間は限られているという現実を直視して、「何もかもは出来ない」と認めて生きようと思わせてくれる内容でした。

    多様な場所、美味しい食べ物、新しい活動等、全ての体験をを味わいつくしたいという欲が肥大化してしまっている現代人は、一度、大量の情報から離れて、何もしない、ぼーっと考える時間も必要なのだと思います。
    自分だけの限られた時間を自分のためにじっくりと味わうために。

  • Audible。
    他のタイムマネジメント本を読む気がなくなった。

    ・産業革命は、時計なしには成し得なかった。
    ・以降、時間は切り売りされるようになった。
    ・未来のことばかり考えて、今を生きることができなくなった。

    ・生産性を高めるために必死になるのは、自分自身だけでどうにかできない問題を直視するのが怖いから。
    ・現実を直視し、不可能は不可能なのだ、と認めること。

    ・効率化すればするほど、タスクは果てしなく増えていく。
    ・いつまでたっても終わりはない。
    ・やりたいこともどんどん増えていくが、全てをこなすのは不可能だという現実を受け入れよう。

    ・便利で効率的なことが最善とは限らない。
    ・非効率的なところに幸せがあるのかもしれない。

    ・大事なのは、プロジェクトを完遂することではなく、進行中のプロジェクトを抱えすぎないこと。

    ・優先順位が中くらいのタスクはバッサリ切り捨てよう。

    ・選択肢が少ないほうが、自分の選択に満足できる。

    ・アテンション・エコノミーによりインターネットやSNSに釘付けにされている。
    ・デジタル・デトックスが難しいのは、目の前の現実と向き合いたくないから。

    ・未来をコントロールしたいという執着を手放そう。
    ・いつか〇〇したら満たされるというのは幻想。
    ・皆将来の結果のために現在を犠牲にしている。

    ・休暇は仕事のためのものになった。

    ・自分だけ時間がたくさんあっても、ひとりぼっちでは意味がない。
    ・デジタルノマドのように、時間と場所を自由に使えるようになると、人との繋がりが薄くなる。
    ・フランスのように一斉に休むのが望ましい。
    ・大切な人と一緒に過ごす時間が必要。

    ・今までのタイムマネジメント本には、自分一人の時間を増やす方法しか書かれていない。
    ・人々の時間が分断されると、政治活動などが難しくなり、そこに独裁者がつけ込んでくる。

    ・難しい仕事を前に片付けなどをしたくなるのは、自分が主導権を握っているという幻想を維持するため。

    ・自分のことを気にしているのは自分だけ、承認欲求を満たそうとしない。

    ・幻想にしがみつくのをやめて現実を生きよう。
    ・希望を捨てたとき、あなたは自分の力で歩みだすことができる。
    ・自分の限界を認めるとは、すなわち希望を捨てることだ。

    ---
    有限性を受け入れるための10のツール
    1 開放と固定のリストを作る
    - 開放リストには今抱えているタスクを全部突っ込む。
    - そこから固定リスト(上限を決める)に移す。
    2 先延ばし状態に耐える
    - 一つのブロジェクトに集中する。
    3 失敗すべきことを決める
    - 大事なのは戦略的に失敗すること。
    4 できなかったことではなく、できたことを意識する
    - 紅茶を淹れた、など些細なことでもいい。
    5 配慮の対象を絞り込む
    - SNSの情報に惑わされず、自分が配慮すべき問題を意識的に選び取ろう。
    6 退屈で機能の少ないデバイスを使う
    - SNSやメールアプリを削除し、画面をグレースケールにする。
    - Kindleなど単一機能のデバイスを使う。
    7 ありふれたものに新しさを見出す
    - 新しいものを追い続けると、どんどんタスクが増えてしまう。
    - いつもと違う行動をするのではなく、すでにある既にある人生に深く潜り込み、日常の内側に新しさを見つける。
    8 人間関係に好奇心を取り入れる
    - 目の前の人に興味を持つ。
    9 親切の反射神経を身につける
    - 他人に親切にしたいと思ったら、即座に実行する。
    10 何もしない練習をする
    - 周囲の人に干渉しない練習をする。
    - 10分タイマーをセットして、何もしないでいる。

  • 学びは、

    1. やりたいことは先延ばしせずに、今すぐやる
    2. 進行中の仕事は3つに制限する
    3. やりたい事リストの8割は諦めて2割に集中する
    4. 貴重な今の体験に注意を払い、大切にする
    5. 大切な人と過ごせる時間が一番の価値

    でした。

    https://note.com/kurakakeya/n/naa5250ea1e49

  • 時間管理系の自己啓発本に見られるような様々なライフハック術を実践し、生産性オタクの筆者が行き着いたその矢先、「時間管理を諦める」ことを推奨している本。ひいては自分自身や自分の人生だったり、不快に感じることさえも受け入れて、自分のありのままの人生を今すぐに楽しもうということが書かれている。自己啓発のいうよりも哲学の引用があったり、時間とは何なのか今一度考えさせられる本。

  • んー哲学的?自分には響かず。

  • https://ameblo.jp/mayuharu21/entry-12801285754.html

    時間管理をあきらめろ!という本。

    なんていうと身もふたもないが、読むとなるほどと思える。

    仕事を効率化すれば、自由な時間が増えると思っていたがとんでもない。

    仕事が増える、メールが増える、結局時間に追い立てられる。



    コヴィーのエピソード、大きな石、中くらいの石、小さな石、これを器に入れるには

    どうしたらいいか。大きいものから入れなさい、重要なことから片付けなさい。

    これは所詮器に入るだけの大きな石だからできること。

    大きな石はどんどん増えて、入りきらなくなるのが現実。



    ではどうしたらいいのか。

    ここから哲学的になる。

    時間管理をあきらめなさい。

    あきらめたときに見えてくる世界がある。

    忙しさの依存を手放す。

    べき論はやめる。

    受け入れる。



    ・・・なんだか最近読む本は最後はここに収れんされるような気がする。

    ありのままを受け入れよ、べき論はやめよ。手放せ、、、



    まだこの境地には到底届かない自分がいる。

    ただ、変なべき論はいかん、というのは分かる。



    何が本当に大切か、自分がするべきことはなにか、、、

    この「べき」はいいんだろうな。

    何を目指すか。



    時間管理、、、できている気もするんだけど、違うのかなあ

  • いま読んで本当によかった。時間との向き合い方が明らかに変わった。

  • 一般的なタイムマネジメントの指南書とは
    180度違った視点から時間について論じており、新鮮でした。

    時間を支配しようとすることで
    逆に時間に支配されるという論については
    心当たりしかない〜と反省。

    何事も「流れに身を任せる」ことも
    大事ですね汗

    今後の人生の参考になる一冊でした。

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著者プロフィール

イギリス全国紙ガーディアンの記者。外国人記者クラブ(FPA)の若 手ジャーナリスト賞を受賞。英国で最も権威ある報道賞・オーウェル賞ノミネート経験も持つ。著書にベストセラー『限りある時間の使い方』他。

「2023年 『HELP! 「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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