優れたリーダーは、なぜ「傾聴力」を磨くのか?――職場の心理的安全性が高まる本 (三笠書房 電子書籍) [Kindle]
- 三笠書房 (2022年6月27日発売)
- Amazon.co.jp ・電子書籍 (231ページ)
感想・レビュー・書評
-
聞く力をもっと身につけたいと思ってこの本を読んでみた。まず聞くと聴くの違い、つまり受動的に相手の情報が耳には入っている状態と、能動的に取りに行き理解するという事の違いが分かった。また、自分が聞くフリをして、主張やアドバイスをしたがっていた、聞く事すらもしていなかったと気付く。
聴く事で相手の理解と共に自分の理解にもつながる。
本書を通して、そんな聴く事の大切さと聴き方を学ぶ事が出来た。
そう言えば「聞く力」と何処かの首相が言っていたが、聞き流す力だったのかもと思ってしまった(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んで損する本ではないけど、この本からしか得られない気づきは少なく、ありきたりな内容。あえて学びをあげるとすると、KISS分析(KEEP継続、IMPROVE改善、STOP止める、STRATはじめる)のアプローチ、ハーマンモデルで好き嫌いの感情を把握して冷静に受け止めること。
あとは、感情を聴くことの重要性や、コーチングの時に、こちらから言いたいことがあるときには、相手の承認を得ることの意味と効果。 -
・コーチングでは、頻度を担保すれば部下は正解まで辿り着ける前提
・とにかく暇なフリ
・ -
何度も読み返したい一冊。職場で部下と、保護者と、子どもと、色々な場で生かしたい。
-
傾聴力に特化した啓発本。
今回参考になったこと
・聞き上手は、相手が想定外の話をしても好きに泳がせる。聞き下手は想定外の話が来ると混乱して言おうとしていたことが飛んでしまう。
・部下の指導については、仕事のやる気がない部下には時間をかけない。他のやる気のある人に時間をかける。やる気がない人は恒常しないので時間が無駄になる。
部下との面談の際は
1相手に静かな時間を提供する
2復唱する
3承認の言葉
4合いの手を入れる
ここまでが基本で、これ以降は相手に承諾を得る
5未来を問う
6感情を問う
7面談が終わったらいつもの会話に戻ると宣言する -
話すより聞く方が大切だよ、というよくある心構え本かと思ったが、思いの他、実践的な内容だった。
まず静かな時間を提供から始まって、復唱、承認の言葉、合いの手、未来を問う、感情を問う、洞察を促す、方向性を例示、部下の意思を聞くとステップを示している。
そして、この内容を知って実践したらすぐ効果が現われるものではなく、練習が必要とのこと。そして1回目は部下は訝しげむしろ今までより上手くいかないことを注意喚起している。繰り返し面談して聴いていく中でやっと心を開いてくれる。
なるほどなあ、と思いつつ、そりゃそうだよなあ、とも思う。 -
こまめに
-
コーチングの実践と理論をもとにした、傾聴力の基本から実践法を解説した本。
リーダーと部下の信頼関係を高めるには、リーダーが傾聴力を身につける必要があります。傾聴力を身につけるには、コミュニケーションを円滑にする話の聞き方を理解しなければいけません。
傾聴の本質はとは「相手に静かな時間を提供すること」だと言います。そのためにリーダーは部下の話を黙って聞かなければいけません。