THE LEADER'S GUIDE リーンスタートアップ式 新時代の組織を作る方法 超実践編

  • Audible Studios (2022年9月21日発売)
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  • エリック・リース自身による、リーンスタートアップのリーダーのための実践編。底本はなくAudibleオリジナル。著者がクライアント用にまとめたリーダー向けの資料を基に作られている。GEのような大企業がリーンスタートアップ的な組織づくりをする方法も。

    要となる仮説を特定するための過程はすべて書き出して残しておく。後知恵バイアスに陥らず、正しく学びを継続するため。そして仮説は反証可能でシンプルなものでなくてはならない。
    仮説の検証は顧客に直接聞くのではなく、MVPを提供して彼らが何をするかを観察して行う。顧客がほしいと言っているものではなく、本当に欲しがっているものを作るため。

    MVPの作り方
    ①鍵となる機能を書き出し、本当に最小限まで削ぎ落とす
    ②作れるかどうかではなく、作るべきかどうかを問う
    ③とにかく作り始める
    ④顧客に使ってもらって、要となる仮説を検証する
    ⑤検証のケイデンスを決め、辛抱か方向転換かを都度検討する

    コストをかけてMVPを作るかどうかはベゾスの「決断のドア」で判断。決断しても後で取り返しがつくものなら(双方向のドア)、不完全でも実装してすばやく世に出す。一度世に出したら後戻りができないものなら(一方向のドア)、MVPを作って検証する。

    MVPのタイプ
    ①コンシェルジュ型…人力で実際のサービスを提供してみる
    ②オズの魔法使い…手動で動かすプロトタイプ
    ③A/Bテスト
    ④スモークテスト…製品がまだできていない段階で予約可能に

    従来のROIによる会計的な検証ではなく、新しい製品には「イノベーション・アカウンティング」が必要。
    ①MVPを作り、仮説に基づいた指標を設定
    ②MVPのフィードバックやデータを収集、①の指標を検証する
    ③指標が目標に達するまで改善を続けるか、ピボットするかを決める

    新規にビジネスを創り出すには、機能横断的なメンバーを1ヶ所に集め、フルタイムで従事させる。デザインはもちろん、品質管理や法務などの専任メンバーもいると望ましい。チームの数はベゾスが言うように、ピザ2枚を分けて皆が満腹になる規模に抑える。

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