結界(上)

著者 :
  • ALLVD
4.22
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感想・レビュー・書評

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  • 財務大臣・岡本哲之介がホテルで何者かに殺された。自殺として報道され、事件は隠蔽されている。その直後、東海村の核燃料研究機構から搬出された重要物資が武装集団に強奪された。生前の岡本が可愛がっていた新聞記者・佐々木大介は、事件の真相を追ううちに重大な国家機密、新興宗教と政治の癒着、そして国際政治の闇にたどり着く。

    「核を含むあらゆる兵器の脅威から日本全体を守れるような「国土防衛の結界」」、国家最高機密SS―8を巡る攻防を描いたサスペンス。

    テンポよく、ぐいぐい引き込まれる。下巻が楽しみ。

  • 下巻へ…。
    読み進めるごとにどんどん大ごとになっていく。
    一体どんな結末になるのか、楽しみ。

  • 上下巻に及ぶ大作です。グイグイ引き込まれるように読み進めてしまいました。
    前半のストーリーが良かった反面、下巻に移ってからの怒涛の展開と後味の悪さで★を減らしました。
    できたらハッピーエンドが良かった。
    佐々木さんは死んじゃうんかい。しかもあっさりと。
    終わりが雑なのが傷かな。
    なんか、宗教団体が勝ちを収めたような終わり方が胸糞です。日本人はやはり、水戸黄門が好きなんでしょう。
    日米関係、敗戦国からの独立、政治とマスコミ、自衛隊、警察、宗教団体…いろいろな登場人物が複雑に絡み合っているが、それぞれの関係が上手く書かれていて驚愕です。

  • 4.5

  • 津谷 一(つや・まこと) 奈良県出身、オーストラリア国立大学卒業。翻訳通訳業を皮切りに、治安の悪い発展途上国におけるビジネス(輸送交通、農業、飲料生産等)を経験し、オーストラリアでは最優秀映画賞を受賞した歴史ドキュメンタリー映画の共同制作に携わる。その後、アフリカ等のハイリスク地帯や外資系大手企業等でテロ対策、犯罪予防、警護等のセキュリティ業務に従事。また世界各地の紛争地域やテロ現場等の現地調査や取材をも行っている。

    けっ ‐ かい【結界】1仏語。 ① 教団内の僧が戒律を犯さないように一定の区域を制限すること。また、その区域。外からの出入りを制限する摂僧界 ( しょうそうかい ) 、衣を脱いでも過ちとならない摂衣界 ( しょうえかい ) 、食物の貯蔵が許される摂食界 ( しょうじきかい ) がある。 ② 密教で、修法によって一定の地域に外道・悪魔が入るのを防ぐこと。 ③ 仏道修行の障害となるものの入ることを禁じること。また、その場所。 ④ 寺院で内陣と外陣 ( げじん ) の間、または外陣中に僧と俗の席を区別するために設けた木の柵 ( さく ) 。2茶道具の一。竹や木でつくり、道具畳と客畳の境に仕切りとして置くもの。3商家で、帳場の囲いとして立てる格子。帳場格子。

  • 下巻に続く。

  • 最初は登場人物の整理が大変

  • Kindle読み上げ:オウムや統一教会などリアルとフィクションを絡めている。主人公の新聞記者の佐々木が死んでしまうのは想定外であった。
    公安のケイコちゃんが佐々木と寝てしまうのはちょっとないな〜。

  • これだけ考えてくれている政治家はいるのかと。

  • テンポがよく、謎にも満ちていて、のめり込んでしまう。

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