今を生きる思想 エーリッヒ・フロム 孤独を恐れず自由に生きる (講談社現代新書100) [Kindle]

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  • 悪人も良い方を自分で選んでいる

  • 人間は元来孤独であることの再認識から始まる。
    孤独や責任の伴う「自由」から逃れ、自らの考えを捨て大衆迎合に走る「自由からの逃亡」は現代日本の社会像に重なる部分が多く、読み直したいと思った。

  • 今を生きる思想ってシリーズなのですね

    エーリックフロムの話をよく聞くようになり、気になってAudibleで聞いてみました。

    アドラー心理学が好きなので、言ってる内容は共感する部分が多かったです。

    改めてなるほどなと思ったのが、自由を求めると一度孤独になるということ。孤独に耐えられなくて、自由から逃走し、権威に従う、という構造がある。この構造にハマらないために、孤独を受け入れる勇気が必要で、そんな勇気を出しても良いという環境づくり(構造作りと言ってもいいかも)をしていきたいと思いました。

    孤独の話で思い出したのが、山口周さんがどこかで語っていた本の執筆の話。
    最初は世間のニーズに合わせて書いていたけど、ある時から世間に合わせず、自分がこうだと思うことを書くようにした。それが世間の流れとあってないことも理解しながら書いて、どういう反応になるか不安だったが、書き終えると、私もそう思っていた、という反応が多く、友だちが増えた(友だち構成が変わったって言ってたかな!?)、というエピソードを語っていた時がありました(だいぶ私の意訳が入っていますが)
    このエピソードは私の中にすごく印象に残っていて、不安を乗り越えて自分を出すことで新しいつながりができたって、まさに孤独に耐えたからこそ得られた関係だなって思いました。

    孤独は全面的な悪じゃなく、自分を見つめる時には大事な時間。孤独を前向きに内省の時間として捉えていきたいですね。
    そして、私をちゃんと発信して仲間を作りたい。発信までしないと、孤独のままですからね

  • とても良い。
    原著をちゃんと読もうと思えました。
    生産的、非生産的のところが面白いです。自分と他者の関係性、孤独、愛、理性などキーワードを整理できた気がしています。

  • 2022/1/5

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著者プロフィール

1956年生まれ。共著書に『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)、訳書にプラトン『ティマイオス/クリティアス』(白澤社)ほか。

「2020年 『自然と精神/出会いと決断』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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