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感想・レビュー・書評
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「全国各地の絶品食材を例にとって、それらを成立させた日本列島の変動現象を紐解い」た書。ブラタモリを見てるような感じ。
日本列島のユニークな地形・地質に改めて驚かされた。このユニークな地形・地質から和食文化が生まれたんだな! プレートの強い圧力が波打つような隆起と沈降を生んだこと、隆起・沈降が織り成す独特の地形が多様な生き物を育んだこと、日本の水は軟水が多いこと(出汁文化)、痩せた土地が多いこと(蕎麦文化)、瀬戸内海の速い潮流(明石の鯛やタコ)…。興味は尽きない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
地球科学&気候学の裏付けに基づく植物相・動物相を踏まえた日本各地の美食を支える各種食材を解説したマグマ学者の著作。
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日本の出汁や豆腐、そばやうどん、海鮮や酒といった美食の背景には、その土地土地の地質や気候がある、というお話。著者も書いているとおり、それは当然といえば当然のことなんだけれど、普段はあまり意識していない。意識しながら口にするともっとうまくなるかもよ、というお話。知らなかったこともあり、面白かった。
頭の方を読んですぐNHKの「ブラタモリ」を思い出した。というか、そのままブラタモリのネタになりそうな話が盛りだくさん。
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