【全1-6セット】王立図書館司書の侯爵令嬢は、公爵令息から溺愛される ~祝福の花嫁~【イラスト付】 (ロイヤルキス) [Kindle]

著者 :
制作 : 氷堂れん 
  • ジュリアンパブリッシング
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本棚登録 : 41
感想 : 10
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感想・レビュー・書評

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  • 顔が整いすぎてて筆頭貴族で令嬢たちから狙われまくってるヒーローが、図書館で主人公の頭の良さに惹かれる、ってのが珍しいなと思った。主人公の顔に湿疹があるけど美しい顔だとか、働いてるから下級貴族だろうとか色々と条件を冷静に観察して考えてる所が好感もてたかな。馬鹿じゃないな、と思えた(笑)そして転がり落ちていく溺愛の海へと。最後は別人ですね。
    逆恨みというかで陰謀に巻き込まれた主人公と、やり返そうと両家がタッグを組んでやり返していく中、主人公が言われるがままに大人しく屋敷にいるのは私は賢いなと好感もてた。お話読んでるとじっとしてられない、って何にも出来ないのに考えなしに動いて突っ込んでいって危険な目にあって…って主人公に苛つくことが多いから、思慮分別のある賢い二人だなと思えた。でも王の愛妾が落ちぶれる所は実況で読みたかったかな。

  • 後半に濃厚なベッドシーンがあるからTL小説なのだろうが、面白かったのは貴族社会の陰謀とか攻防。そちらを主軸したR15作品でも良かったんじゃないか?
    ネット書店で本作の作者さんの作品を検索してみたら、現代を舞台にしたものが圧倒的に多い。そのせいか世界観がいわゆる"ふんわり"設定でないところが良かった。ちなみに同作者さんの『異世界トリップして、元帥閣下から求愛されました』はすでに複数回読んでいたことにこの度気づいた。著作者名を意識してなかった。
    さて本題に戻る。
    読書意欲が削られたのは、ヒロインの貴族女性としての瑕疵も早々と解決してしまい、それに伴いヒロインの心の傷が物事の判断や性格にまで及んでいない軽いものと化したこと。ヒーローと出会うきっかけに過ぎなくなっていた。一方ヒーローは家に寄与する妻という利点以上にヒロインに愛情を抱くようになるが、私は一連の流れがこの作品を平凡にしてしまったように感じる。
    ヒロインは、主人公ふたりの家ぐるみで敵対する家に報復する過程の結果だけをヒーローから聞かされる、つまりリアルタイムで体験していない。せっかくの盛り上がるエピソードが伝聞だけとは、残念だ。TLではよくある仕様だが。でも、ヒロインの抑制の効いた人柄は好ましい。
    ★は4に近い3

  • ヒーローやヒロイン父たちが外堀埋めるのうますぎ、早すぎでヒロイン特に何もしてなくない?って気がしたのは私だけかなぁ…。ヒーロー以外にヒロインに好意を寄せる幼馴染の令息や、嫌がらせしてくる幼馴染の令息の婚約者に対しても、もっとどうにかできたんじゃないかなーとか思っちゃう。なんだかチグハグなお話でした。後半、なんかただのエロ小説みたいに閨事出てくるし。たぶん読み返さないかなぁ。

  • 皮膚病の為に結婚を諦めて王立図書館の司書のウィステリアが、公爵令息であるシリルにその聡明さを見初められるお話。面白かったけど、もう少しウィステリアに活躍してほしかったなー

  • 文章がテンポよく読みやすい。おそらく酷いアトピーに近い症状があるヒロインが、彼女の内面に惹かれたヒーローに溺愛されるという筋だが、己の立ち位置を理解して適切に振る舞えるかどうかが明暗を分ける、荒事があまりなくある意味抑制的なつくりなのがよかった。挿絵はきらびやか。

  • 文にスピード感あってスルスルすすみますね。
    しっかり者のヒロインちゃんと、これまたしっかり者のヒーローと、お互い堅実に育ってきた現実主義者が、恋に落ちる過程とてもイイ感じでした。
    以下ネタバレです。

    後半ちょっと物足りないのは、多分、ヒロインの知らないところで、処分やらなにやらで、敵さんたちがあっさり退場してしまうからなのでしょう。
    そのあたりですかね、物足りないのは。

  • 口直し
    ヒロインもヒーローも自立した大人の賢さ
    立場をわきまえつつひかれるロマンス
    社交界を諦めて図書館の司書になる令嬢が絆されて揺れる描写の美しさにキュン死した
    再読リピ本に決定

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著者プロフィール

愛知県名古屋市出身。恋愛要素が強いミステリー小説を愛読。「恋愛イニシアティブ」で第6回アルファポリス恋愛小説大賞・特別賞を受賞。同作にて出版デビュー。

「2015年 『恋愛イニシアティブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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