鉄の女だと嫌われていたのに、冷徹公爵にループ前から溺愛されてたって本当ですか？～おまけに契約精霊が最強でした～ (ベリーズ文庫) [Kindle]

著者 : クレイン

• スターツ出版 (2023年7月10日発売)

感想・レビュー・書評

[満開さんの感想 · 2024年2月18日]

反逆の罪により取り潰しになった伯爵家で、子供だった事もあり唯一生き残ったヴィクトリアは、兄の友人である公爵に引き取られた。公爵と公爵の妹がヴィクトリアの生きる気力を取り戻してくれた。
ヴィクトリア、23歳。同僚達に「鉄の女」と呼ばれ嫌われていた。家族をなくし、無表情になってしまったのを勘違いされていた。
王宮での祝宴で、襲われた公爵の身代わりになって死んだはずだったが、12歳の頃に戻っていた。


改変に奔走するお話ではなかったです。
そっちはヒロイン特に何もせず解決。

公爵妹がヒロインに出ていけと言うのではなく、公爵が相手ではつまらないでしょとヒロインを元気付けるのに参加してきたのにウルッとしました。

前半（回帰前）がシリアスだったため、「好き」が「しゅき」になっているヒロインについて行けなかったりもしましたが、恋愛（自分磨き）に勤しんでいて幸せそうで良かったです。

かわいいは作れる。
キーラも作ってたwとなりました。

[黒ソーダさんの感想 · 2024年1月11日]

作者さんのクレインさんのファンなのだが、本作は物足りなかった。ヒーローの悲痛な気持ちがあまり迫ってこなかった。ループ後が順風満帆過ぎたからだろうと思う。
★は3。普通。

[むんちゃんさんの感想 · 2024年1月4日]

前半はヒロインが反逆者の家族として不遇な人生を送ります。後半はループして10年遡り真逆の人生を歩むんです。前半の辛い話があったからこそ、その後の様子に微笑ましく思える場面が沢山あって嬉しい。初めてのデートで妹の乱入にはニヤニヤしてしまった。本当は腹黒い黒うさぎが可愛い。とても面白かったです。

[こだち@tl記録用さんの感想 · 2023年8月29日]

3.5くらい。つらい過去生の記憶をもったまま人生やりなおすことになったら、何故か何もしないうちから過去と全然違う進行になったヒロインと、彼女にともかく幸せな人生をあげて、自分ももちろん幸せになりたいヒーローの話。波風はヒーローが整地するのでほとんど立たない(強すぎる)。どちらかというと辛さは全て過去においてきた感じのおだやかで優しい読後感。うさぎさんとおおかみさんがすき。