メンタル脳(新潮新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 中高生向け

    ストレスとどう向き合っていくのか
    うつ病

  • 【感想】
    この著者の本は3冊目くらいだが、著者が一番言いたいことは
    ・人類は小さなグループの中で比較していたが、今では(SNSを通して)世界中の人と比べてしまい、自己肯定感が下がりメンタル不調になる
    だと思う。

    自分としてもそう思う。客観的に見れば自分の生活がいいものでも、SNSを通して上を見てしまうと、もっともっとと、終わりなきラッドレースの道になってしまう。
    今までもSNSは避けてきたが、もっと避けようと思った。筋トレも良いと思うが、有酸素運動もやってみるか。


    【勉強になったこと】
    ・脳の一番大切な仕事は(私たちを)生き延びさせること。そのためにはあらゆる方法(感情)を使う

    ・つらい記憶が何度もよみがえるのは、2度と起きないように脳があなたを守っている
    ・電車の音や車の音が不快なのは、あなたを守ろうとしている
    ※上記を知っているだけで、不安等のマイナス感情に対して、「脳が私の事を守ろうとしている」と考えれば心が楽になる

    ・かつて人間は1日15000歩歩いていたので、そのくらい体を動かしたときが、一番コンディションが良い

    ・「人類はグループから排除される=死」を意味していたので、良くも悪くもグループの考え方は、自分の考え方になる
    →好きじゃない人といるのは悪影響なので距離を置く

    ・人類は小さなグループの中で比較していたが、今では(SNSを通して)世界中の人と比べてしまい、自己肯定感が下がりメンタル不調になる
    (自分がヒエラルキーの下の方だと思い、グループから排除=死 という不安感情が生まれてしまう)

    ・人は現状に満足せず、上へ上へと常に不満を持つことで、生き延びてきた(100年前に1つだけのクリスマスプレゼントが、現在のクリスマスプレゼント10個分、どちらが幸せなのか分からないように)
    →脳がずっと幸せを感じるのは難しく、幸せが何かを追求するのはかえって幸せが遠のく。自分がやりたいことを夢中でやってるのが実は幸せである


    【アクションプラン】
    ・運動をする(15分ランニング)
    ・SNS排除(アプリ消した)

  • 「運動脳」のハンセン先生がジュニア向けに書いた本。人類の祖先が危険いっぱいの自然界で生き延びるために備えた脳の働きが、それほど危険でない現代社会で作動することで人々を苦しめている。運動はメンタルに良いのでやらない理由はない、運動によって心拍数を上げることによって脳にパニックにならなくてよいと教える、幸せは追い求めてはいけない(幸せを無視する)、SNSで他人と自分を比べるとメンタルに悪いのでほどほどに、など、現代での現実的な対応策を提案している。


  • •SNSの時間を減らす。
    孤独感が増すため。

    •運動をすると健康にいい


  • I already knew most of the content

  • 脳が生き延びさせることを優先していると聞くと、不安を感じた時に落ち着けるかな。イライラしたりとか、怒ったりはどこからくるのか興味がわく。

  • 幸せを追い続ければ、逃げていく。その過程に意義を感じれば良いのだ。そして仲間とともになにか打ち込めることがなにかあれば良い。

  • 人類学と脳科学を合わた知見

    狩猟採取民族として発展した人間は現代の社会構造にメンタル的に適応できていないという話

  • 現代人は昔の狩猟採集民族と比べてメンタルの問題を抱える人が多くなっている。メンタル問題を抱えてしまう原因と対処法について、精神科医がまとめた本。
    不安やストレスの原理を理解し、それに対して適切な対処が普段からできれば、自分のメンタルを常に良好に保つことができると思った。とても参考になる本だったので、再読したい。

    ◎行動
    ・定期的に運動を続ける
    →最低週3回体幹か縄跳びをする

    ・買い出しや本屋へ行くときは積極的に歩く

    ・snsを見過ぎない

    ・大切な人と良好な関係を築く
    →家族、彼女、数人の友達先輩

    ◎参考ページ
    4,8,27,29,30,33(まとめ),48(まとめ),51,53,54,66,67,72,73(まとめ),78,,93(まとめ),116,120,121,128,129,130,131,134,136(まとめ),139,140,148,153,155,160(まとめ),173,176(まとめ),180,184,185,187,190,193(まとめ),195~,205

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著者プロフィール

精神科医。カロリンスカ医科大学卒業。王家が名誉院長を務めるストックホルムのソフィアヘメット病院に勤務しながら、有名テレビ番組でナビゲーターを務める。『一流の頭脳』が人口1000万人のスウェーデンで60万部が売れ、世界的ベストセラーに。前作『スマホ脳』は日本でも爆発的にヒットした。

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