パンデミックが歴史学の 課題であるとはどういうことか

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  • 歴史学者としては、過去の感染症の例を出してくるにとどまらず、新型コロナウィルスの死者に比して、なぜ自殺者数や交通事故死者数は語られないのか、過去の「スペイン風邪」時には現行ほど当時の人が深刻さを感じてなかったのはなぜか、むしろ感染症より戦争と休戦が主な関心事だった、そして現在エッセンシャルワーカーとされる人には光があたらず、いまもその状況が続いているのはなぜか、という点にも目を向けるべきという提言。

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著者プロフィール

1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は農業史、食の思想史。2006年、『ナチス・ドイツの有機農業』(柏書房)で日本ドイツ学会奨励賞、2013年、『ナチスのキッチン』(水声社/決定版:共和国)で河合隼雄学芸賞、2019年、日本学術振興会賞、『給食の歴史』(岩波新書)で辻静雄食文化賞、『分解の哲学』(青土社)でサントリー学芸賞を受賞。著書に、『カブラの冬』(人文書院)、『稲の大東亜共栄圏』(吉川弘文館)、『食べること考えること』(共和国)、『トラクターの世界史』(中公新書)、『食べるとはどういうことか』(農山漁村文化協会)、『縁食論』(ミシマ社)、『農の原理の史的研究』(創元社)、『歴史の屑拾い』(講談社)ほか。共著に『農学と戦争』、『言葉をもみほぐす』(共に岩波書店)、『中学生から知りたいウクライナのこと』(ミシマ社)などがある。

「2022年 『植物考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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