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- 青空文庫 ・電子書籍
感想・レビュー・書評
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「悪魔の弟子」というよりは「姑息な身勝手男」といった風情。
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男同士の友情、恋愛というものが上位に規定されている、時代のものだなあ。
女性を蔑視している悪魔の男色家、土田検事へ中学校時代(といっても18から20歳っておい)愛され捨てられ、「私はあなたの変った恋愛の為にからだを犠牲にしたことはなお忍ぶとしますが、魂を売ったことを思うと口惜しくてたまらないのです。」という主人公は悪魔の弟子になってしまったのだ。
愛したすえ子と結ばれず、愛さなかった妻とは別れられず‥‥
主人公が悪魔の弟子になったと言い切っているのは妻をモノ扱いしているところじゃないかと思う。
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