悪魔の弟子 [青空文庫]

著者 :
  • 青空文庫
  • 新字新仮名
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  • 「悪魔の弟子」というよりは「姑息な身勝手男」といった風情。

  • 男同士の友情、恋愛というものが上位に規定されている、時代のものだなあ。
    女性を蔑視している悪魔の男色家、土田検事へ中学校時代(といっても18から20歳っておい)愛され捨てられ、「私はあなたの変った恋愛の為にからだを犠牲にしたことはなお忍ぶとしますが、魂を売ったことを思うと口惜しくてたまらないのです。」という主人公は悪魔の弟子になってしまったのだ。
    愛したすえ子と結ばれず、愛さなかった妻とは別れられず‥‥
    主人公が悪魔の弟子になったと言い切っているのは妻をモノ扱いしているところじゃないかと思う。

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著者プロフィール

1896-1935。推理小説作家。検事、弁護士、貴族院議員、子爵。主な作品に、「殺された天一坊」「博士邸の殺人事件」「殺人鬼」などがある。

「2017年 『鉄鎖殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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