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- ブックライブ ・電子書籍
- / ISBN・EAN: 9784488426019
感想・レビュー・書評
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短大生の入江駒子はある日『ななつのこ』という本を表紙のイラストに惹かれ購入。物語の内容と自分自身の身の回りの不思議な出来事を絡めつつ、本の作者にファンレターを書いたところ、思いがけず作者、佐伯綾乃本人から返事が来た。それから駒子と綾乃の2人の文通がはじまるのであった。
駒子の周りに起きた不思議な出来事と『ななつのこ』の少年はやての体験談が同時にこの物語の作者によって解かれていく醍醐味。少女時代から大人の女性への扉を開けようとする駒子の青春の甘酸っぱさ。その二重の読み応えが贅沢でとても良かったです。『一万二千年後のヴェガ』がロマンチックでした。最後の伏線回収も素晴らしい。
知らなかったのですが、シリーズ物なんですね。日常系のミステリーで、ほのぼの感がいいですね。昭和の終わりから平成初期の頃の描写がなんともいえず懐かしいです。そんな意味でもノスタルジーにひたれました。
続きも読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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