貧乏サヴァラン (ちくま文庫 も 9-5)

著者 :
制作 : 早川暢子 
  • 筑摩書房 (1998年1月1日発売)
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本棚登録 : 1666
感想 : 114
5

とても好き。オモロイ。
日常のどうって事のない出来事が、ひたすら美しく書き尽くされている。自称マリア。生業は文筆業。美味しいものと美しいものに目がない世間知らずの痛い女。自分の行いにチョコチョコ突っ込みを入れている所が可愛いです。殆どコメディ。読んでいる間ずーっとニヤニヤしてしまった。全然貧乏ではない現代の手塚治虫、森鷗外の娘である。マリアごっこしたい。だがしかし、悲しい哉、語彙が無さ過ぎて出来ないわ。流石マリア様ね。

三谷幸喜のしょーもないエッセイを最後まで読める方。若しくは、嶽本野ばらの怒涛の一人称お耽美作品が好きな方にはお勧めします。繁忙期に読むとイライラすること間違いなし!元気な時にだけ会いたい友達ですね。居る居る、こういう子。私は嫌いではないです。毎日は疲れますが。ハイ。

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年12月12日
本棚登録日 : 2015年12月12日

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