狐花火 羽州ぼろ鳶組 (祥伝社文庫)

著者 :
  • 祥伝社 (2018年11月14日発売)
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本棚登録 : 568
感想 : 76
5

シリーズ1巻の火喰鳥に続く物語。
火付けの仕立人の視点で語られる当時の事件と結末までの空白期間。
ぽつりぽつりと入る過去話には何とも胸が締め付けられる。
彼の本当の人となりが分かり、もっと早く源吾たちと出会えていたらと思わずにいられない。

火消達も世代を意識した流れがあり、自らの誇りと技術を受け継がせようとする源吾、それを受けて成長する新之助たちの師弟関係が描かれている。
どんどん源吾に似てきてる新之助、1巻では想像できないくらいに頼もしくなったなぁ。
これからも彼らの成長が楽しみ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2022年8月13日
読了日 : 2022年8月13日
本棚登録日 : 2022年8月13日

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