道をひらく

著者 :
  • PHP研究所 (1968年5月1日発売)
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本棚登録 : 10407
感想 : 721
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いつも愚痴をこぼし合う上司から勧められた1冊。
すごい古い本。
PHPの冊子って昔見かけたことはあったけど、こんな感じの内容だったんだなと。

古い本だけど、読んでても読みにくさはない。
1話1話が短くて良い。

謙虚さ。素直さ。自分を知るということ。
今も昔も、生きてく上で大切に思うことは変わらないんだなと思った。

心癒されるとも違うけど、自分の心が荒んだ時とかに読み返したい本。

たくさん収録されてる中で、特に気に入ったもの1部抜粋。

【真実を知る】
人間は、ものの見方一つで、どんなことにも堪えることができる。
どんなつらいことでも辛抱できる。のみならず、いやなことでも明るくすることができるし、つらいことでも楽しいものにすることができる。
みな心持ち一つ、ものの見方一つである。
同じ人間でも、鬼ともなれば仏ともなるのも、この心持ち一つにあると思う。
そうとすれば、人生において、絶望することなど一つもないのではあるまいか。

【本領を生かす】
おたがいそれぞれに完全無欠でなくとも、それぞれの適性のなかで、精いっぱいその本領を生かすことを心がければ、大きな調和のもとに自他ともの幸福が生み出されてくる。
この素直な理解があれば、おのずから謙虚な気持ちも生まれてくるし、人をゆるす心も生まれてくる。
そして、たがいに足らざるを補い合うという協力の姿も生まれてくるであろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月14日
読了日 : 2022年8月14日
本棚登録日 : 2022年8月2日

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