村上海賊の娘(一) (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2016年6月26日発売)
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全四巻からなる戦国時代歴史小説。

大坂本願寺を寄越せと圧をかける織田信長。

どうしても本願寺だけは譲れない一向宗。

信長に抵抗すると決めた大坂本願寺(一向宗)が雇った傭兵・雑賀孫市が、戦に必要な兵糧は毛利家に、運搬は海路で村上水軍に頼れと提案する。

そこから舞台は毛利家と村上水軍へと移っていき、能島村上水軍当主の娘、村上景(気が荒く、醜女と周りから言われている)が主人公として話が進んでゆく。

この第一巻は前半に地理、地名、家系、人名、時代背景がわんさか登場してややこしい。

なんとか把握したあとは少し読みやすくなる。

毛利、その他歴史の人物がどうあったか、海賊がどういうものだったかが史料を挙げて説明されるので『へぇ』と思うこともある一方、どこまでフィクションなのかが歴史に疎いわたしにはわかりにくかった。

とはいえどちらにしてもエンタメ歴史小説として面白いので全四巻、読破したいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月15日
読了日 : 2024年2月15日
本棚登録日 : 2024年2月15日

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