江戸へようこそ (ちくま文庫 す 2-2)

著者 :
  • 筑摩書房 (1989年2月1日発売)
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本棚登録 : 337
感想 : 33

杉浦日向子がテレビで江戸を語っていたころからフアンだった。漫画家として一流なので、絵も楽しみだった。たくさんの本を出しているが、この本がとても好きだ。杉浦日向子は、単に「江戸」が好きというのではない。稲垣史生についてしっかり学習している。だからといって歴史として『江戸」を見ているのでもない。杉浦日向子の江戸は「江戸という名の都市に起こったさまざまな現象」を指している。、言う。「古い昔のでき事でなく、常にここにある同時代にまじっている江戸を見たいと感じています。」私も江戸切り絵図を手に町を歩いても、今を意識したいと思っている。 
具体的にというか実際的にこの本で一番学習したのは、<黄表紙を読む『金々先生栄花之夢』>だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月7日
読了日 : 2021年1月18日
本棚登録日 : 2020年5月7日

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