パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1998年3月13日発売)
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感想 : 1860
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親友・智也の恋人は、かつて崇史が一目惚れをした女性・麻由子だった…

記憶改編。バイテックで開発が進められるリアリティ工学。記憶改編システムの開発を進める智也と麻由子。

智也と麻由子に強い嫉妬を覚える崇史…
気づくと麻由子は崇史の恋人だった…

『パラレルワールド』、何かの衝撃で2つの世界が生まれ、その中でラブストーリーが…と、思っていたが…
もっと軽いイメージだったが…

意図的に記憶を改編…
記憶改編により作り出された『パラレルワールド』。
記憶の改編、何か重い…
どちらが真実なのか…

嫌な思い出、辛い思い出を消し去りたいというのは、人間の願望だろう。
実際、子どもの頃や若い頃の楽しかった記憶は、より楽しく、書き換えられたり。
一部の妄想が、記憶の一部になっていたりするかもしれない…

麻由子への想いに悩む崇史。
が、崇史は時々思い浮かぶ別の記憶に悩まされる…
どちらが真実なのか…
足が不自由で、引っ込み思案な親友・智彦にようやくできた彼女。その彼女が一目惚れした麻由子。
友情と麻由子への想い、どちらを優先するべきか…

結局、3人は記憶を…

智也や篠崎は目覚めるのかが気になる…

結局、記憶改編システムは何かの役に立つのだろうか…
何か悪用されるイメージしか湧かない…

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月31日
読了日 : 2023年12月31日
本棚登録日 : 2023年12月31日

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