弁護側の証人 (集英社文庫)

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  • 集英社 (2009年4月17日発売)
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ストリップダンサー、ミミイ・ローイこと漣子は、八島財閥の御曹司・杉彦と結婚し、玉の輿に乗った。

杉彦の親、姉からは認められる結婚ではなく…

杉彦の父・龍之助が何者かに殺害され、漣子が容疑者として、逮捕され、一審では死刑に…

真犯人は⁇

一審で死刑にも⁇ だが…
捜査があまりにも杜撰で…
これなら冤罪事件が多くて当たり前かと。
ちゃんと裏付けとる捜査をしていれば、すぐに解決してる事件だったのに…

弁護側の証人が、…だとは。
よく証言台に立てたと。上層部からの圧力はかからなかったのだろうか…今なら無理だろう。
よく立ったと思う、自らの将来を捨ててまで…
人ひとりの生命がかかっていたわけだが…
弁護士・清家と証人・緒方との間にどんなやり取りがあったのか⁇
緒方の心境の動きを見たかった。

結局、龍之助は漣子を認めていたなんて。
やるせない…
杉彦がもっと龍之助とちゃんと話をしていれば…
何も問題はなかったのに。
杉彦がもっと大人だったら…

もっと計画的な殺人なのかと思ったが…

入手困難になった、という帯に惹かれたが…
現代に読むには、単純すぎて。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年9月2日
読了日 : 2023年9月2日
本棚登録日 : 2023年9月2日

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