白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2002年11月20日発売)
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国立浪速大学医学部第1外科助教授・財前五郎。
食道癌の専門家として、マスコミからも脚光を浴び、次期第1外科教授として、自他ともに認めていた…

現教授・東は財前を嫌い、自身の出身大学・東都大出身者を自身の後継者として、推薦するのだった。

何としても、教授選に勝ち抜こうとする財前は、義父・財前又一の財力により、OBのバックアップ、医局のバックアップを得ることに成功し、あらゆる手を使っていく…

財前の何としても教授になろうとする権利欲。
貧しく、苦労をしてきたからこそだろう。
実力もあるのだから、何の問題もないと思うのだが…
東もそこまでしなくてもと思う。

東からすると、退官後もそれなりに影響力を残したいのだろうが…
老兵は去り行くのみ。

やはりおもしろい。

ドラマで観ているだけに、唐沢寿明、江口洋介、石坂浩二、伊武雅刀…の顔が浮かぶ…
結末はわかっているのだが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年8月14日
読了日 : 2023年8月14日
本棚登録日 : 2023年8月14日

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