ユリゴコロ (双葉文庫)

  • 双葉社 (2014年1月9日発売)
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イヤミス系。グロ注意。

主人公は山でドッグラン併設のカフェやってる。実家の母は施設、父親もだいぶ年、弟は別で暮らしてる。ある日実家の押入れから4冊のノートと髪の毛の束が見つかる。父親にバレないように読み進めると女性の告白文だった。
女性は死をよりどころ(ユリゴコロ)とし、人が死ぬ瞬間をみたい幼少期を経て、学生時代には友人をリスカで殺し、でも運命の男性と出会い婚姻し子供が生まれる。だが昔の会社の同僚に会うことで過去の罪が浮き彫りになり、考えた家族にダムに落として殺される。
だが父親も愛情から殺さず、危機一髪で生かされて一緒関わらず生きてく方向性で話は進む。
主人公には婚約者がいたが、ある日突然失踪しカフェのベテランパート細谷さんと共に探すと元旦那がほぼヤクザ。ゆすられて交渉の末元旦那に主人公がお金を渡そうとするが、会ってみると車の中で元旦那は死んでいた。

最終的にその告白文の中の女は長男である主人公の母親で、ある日入れ替わった母親の代わりは叔母であった。
そして死んだとされていた姉である母親はパートの細谷さんであり、1番間近で守ってくれていた事を知る。
そして死期を悟っている父を連れて2人でドライブに消える。

なかなか公園の側溝で子供が死ぬシーン、友達のリスカのシーンは描写が細かくてぐろい
淡々と話は進んでいくが、最後に話が繋がった瞬間は本当に衝撃が走る

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年7月15日
読了日 : 2018年7月15日
本棚登録日 : 2018年7月15日

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