レ・ミゼラブル〈下〉 (福音館古典童話シリーズ (32))

  • 福音館書店 (1996年1月31日発売)
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感想 : 18
5

半端ではない面白さだった!こんな名作を創り出したことにユゴーに感謝。ユゴーの他の作品も読んでみたくなった。そして必ずフランス語版も手に入れる。できればまたフランス行って買えたらいいな、と思う。
登場人物の感想として、まずコゼット。大きくなったコゼットが美しさと幸福に包まれていてよかった。映画ではアマンダ・セイフライドが演じたらしいけど、あの美しさなら納得だし、想像がしやすかった。
次にマリユス。やっぱりマリユス君にあまり心動かなかった。良い奴だろうけど、なんとなく要領の悪いような…でもエディ・レッドメインで想像するとなんとなく憎めなくなった。そしてジャン・バルジャン。彼の最期はページを捲る手が止まらなかった。正に怒涛の人生。人間的な部分を持ちつつ聖人であろうとする姿勢。最期にコゼットに会えてよかった。おまけにジルノルマン。上巻の時から思ってたけどやっぱり良い人…というか面白い人だ。口が悪く頑固だけどマリユスを真っすぐ愛していた。ジルノルマン嬢も、なんとなく掻き回してくるのかなぁ、と邪推してたけど、結局良い人だった。マリユスにとっては反面教師としても、最終的には老ジルノルマンのおかげじゃないかな、と思う。
自分も結婚式は2/16(火)マルディ・ガレにしたいなぁと思うのは感化されすぎかも…しかしそれほど面白い作品でした。文句なしの星5つ!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月16日
読了日 : 2024年3月16日
本棚登録日 : 2024年3月16日

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