李陵・山月記・弟子・名人伝 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (1968年9月9日発売)
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感想 : 107
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万城目学の悟浄出立にて中島敦の本作からの影響が語られており、読みたいと思った。

李陵 万城目学の『父司馬遷』と対に読む事をお勧めします。

弟子 子曰く〜に出てくる子路の話 孔子の清廉さと子路の潔白さを知る事ができた。

山月記 藤田和日郎の『うしおととら』を思い出した藤田氏も本作からの影響を受けていたのだろうかと ふと思う。

名人 極めすぎると一周するって事ですかね・・・ 個人的には本作の白眉!

悟浄出世・悟浄歎異 悟浄考え過ぎ!流石の傍観者なだけある!

因みに中島敦の写真がロンブー淳に似てると思うのは私だけでしょうか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年8月6日
読了日 : 2019年8月6日
本棚登録日 : 2019年8月6日

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