関ケ原の合戦を描いた物語。
家康、三成が争った天下分け目の戦い。司馬遼太郎が描く、政治と軍事の融合した時代小説である。
ゲームや映画の登場人物かのように感じる部分と、事実として歴史上に存在したことに驚愕し感慨にふけってしまう。当然、その流れの上に現代があることは、にわかに信じ難い。
それにしても家康の知略とは、現代の派閥闘争の工作そのものと言えるのではないだろうか。義や利とは誰にとってのものであったか。後世に何が伝えられるのだろうか。その延長線上にいる私は彼らから何を学ぶことが出来たのだろう。
それよりも、やはりおもしろいと感じるのは、どこか歴史をエンタメ化して見ているからだろうか。
慣れていないジャンルで、ものすごく読むのに時間が掛かった。良い読書ができた。
読了。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年8月23日
- 読了日 : 2021年8月23日
- 本棚登録日 : 2020年11月21日
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