切ない...。完結編というだけあって、今までのシリーズに登場した書店ガールそれぞれのお話があるのだけれど、全てが切ない...。
みんな先にある輝かしい新しい未来に向かって歩いて行くのだけれど、どうしても後ろ髪引かれるような懐かしい切ない過去を何度も何度も振り返り、嬉しい悲しい入り混じった思いを人知れず心に持って前を向く...。ああ、切ない...みんな頑張って。最後に亜紀の性格を表すようなポジティブな話で終わったので、ちょっと安心。
確かに壁全面ガラスとか、円形の本屋さんってテンションは上がるし大好きだけど、私の思い出の中にある一番大好きだった本屋は、石造りの厳かな落ち着いた本屋だった。随分前に閉店してしまったけれど。高校の帰りとかによく訪れて、若い荒ぶる気持ち?!を落ち着けてくれたなあ。やっぱりこの本の櫂文堂のように、年配の方が多い本屋さんだったけどね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年3月3日
- 読了日 : 2023年3月3日
- 本棚登録日 : 2023年3月3日
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コメント 2件
raindropsさんのコメント
2023/05/01
へぶたんさんのコメント
2023/05/01