鍋奉行犯科帳 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2012年12月14日発売)
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本棚登録 : 242
感想 : 34
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六十にもなろうという奉行、大邊九右衛門。大食いで我儘、肥え太り巨軀と主人公らしからぬキャラが逆に魅力。
まわりを翻弄するのだけど、皆諦めているようで言うがまま。
序盤は料理を部下に振る舞ったり、勇太郎の母や妹を気にしてたりと前にでていたけど、段々と勇太郎達をサポートする後詰め的存在に。本来の形かな。
もっと前にでて我儘ぶりを出して欲しく感じた。まあ充分にすきにやってるけど。
出てくる料理もやはり時代的に肉肉しいものではなく、素朴さを感じるもの。しかし何故か食欲をそそられる。
歴史的に知らないと分からないものもあるけど、ミステリー要素もあり気軽に楽しめた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月11日
読了日 : 2023年9月11日
本棚登録日 : 2023年9月10日

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