青空感傷ツアー (河出文庫 し 6-2)

著者 :
  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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本棚登録 : 460
感想 : 69

主人公は大阪の人で、関西弁が小気味いい。当然のような顔で窓際の席を奪ってしゃべり続ける音生21歳、彼女はとても美しくてめちゃめちゃかわいいらしい、旅先で乗り合わせた徳島の男子高校生や、沖縄に来ていた大学生等が見惚れるほどの美しさは大変興味深い。主人公の芽衣26歳は突然決まったトルコ旅行へ、いいことばかりではない人付き合い、とても自然で気に入った。関空に帰りついて直ぐに徳島行きを決行、若さゆえのフットワークの軽さもいい。沖縄での自由な様子もいい。旅行記だけではなく、音生が都合よくふりまわす男との関係も自然な表現で描かれており気持ち良く読める物f語り。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 21歳と26歳の女子2人旅
感想投稿日 : 2021年7月1日
読了日 : 2021年6月29日
本棚登録日 : 2021年7月1日

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