目次
・崖の途中の家の夢
・居候生活
・いちぢくの匂い
・再生
・写真
・雨
・首の話
長男を妊娠していた時、直属の係長が貸してくださった『TSUGUMI』を読んで、こんなに私の生きづらさをわかってくれる作家がいるんだ、それもこんなに若い作家が、と感動しました。
でもその後彼女の書くエッセイをいくつか読んで、ものすごくオープンなようで実はすごく人の好き嫌いの烈しい人だなと言うのがわかり、好きなもの好きな人に囲まれた生活は、彼女の成長を妨げたのでは?なんて思うほど、彼女の作品が色あせてしまいました。
好きな作品もあるんですよ。
『デッドエンドの思い出』とか。
でもこれは、いまいち。
親と死別した子ども、恋愛とは違う異性のやさしさ、スピリチュアル的な気付き。
彼女の得意のパターンだな。
こんなに周囲の人に大切にされて、自立していると言いながらの居候生活で、何が人生?って思う。
おじさんやおばさんと距離を取りながらも、手の届くところに居続ける。
彼女の人生は、まだまだこれからではないのだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年9月19日
- 読了日 : 2021年9月19日
- 本棚登録日 : 2021年9月19日
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