事前に何の情報もなく読んだのでびっくりしました。
なんとなくタイトルからは、ポップなライトノベルのようなイメージだったのです。
ところが。
すごくグロテスクな話なんですよ。
苦手な方はこの先ご遠慮ください。
私は終始脳内で『こびとづかん』の小人たちが蠢いていて、閉口しました。
「小人地獄」という究極の毒薬を巡る話です。
小人(実際は胎児や赤ん坊)の脳髄をどうにかして作る秘薬で、無味無臭、少量で人を死に至らしめ、その痕跡を残すことがないという究極の毒薬。
その毒薬造りを告発するのが、童話のかたちを借りた『メルヘン小人地獄』。
江戸川乱歩もびっくりなグロテスクな惨殺死体が出てきます。
これ系が苦手な私は、『第一部 メルヘン小人地獄』が本当につらかった。
けれど、『第二部 毒杯パズル』は二転三転する情報に名探偵が翻弄され、面白かったです。
最後まで頑張って読んでよかったな。
でも、再読はできないな。
グロいの苦手。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月24日
- 読了日 : 2023年2月24日
- 本棚登録日 : 2023年2月24日
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