2012.12.10
2005年江戸川乱歩賞受賞。
初めての応募で受賞作ということで読んでみた。
妻を惨殺した少年3人のうち1人殺され疑惑の人となる主人公の桧山。
殺したいほど憎い犯人ではあったが殺したのは自分ではない。
残された娘を育てながらカフェ店長をし事件の真相に迫って行く。
2005年の作品やけど、少年法についてなんとなくしか知らないあたしも、
未成年というだけで保護される情報や形だけの更生施設(少年によるが)、加害者の人権もないようなマスコミの報道など、残された被害者家族のやり場のない思いは計り知れないと。
二転三転する展開は読み出したら止まらなかった。
ミステリーの内容以外で言うならば、登場人物たちが淡々としてるというかいまいち特徴がなくて、えっと誰だっけ?って思うことがあったかな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月28日
- 読了日 : 2022年1月28日
- 本棚登録日 : 2022年1月28日
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