釈迦 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2005年10月28日発売)
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感想 : 20
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寂聴は釈迦の晩年と言葉を物語った。
師ブッダの従者アーナンダに同行した私は師の入滅後、遂に阿羅漢となったアーナンダに涙した。
旅の途中では、誤ってブッダに毒キノコを供した者を何処までも赦しその者の未来まで思い遣る怖しいまでの懐の深さに驚嘆した。他にも印象に残る話ばかり。
また読み返したいと思ったのは若い頃に読んだ井上靖の孔子以来、かもしれない。 

下村湖人は論語物語で孔子の晩年の放浪と言葉を物語ったとか。次は孔子と弟子たちと旅に出るとしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年6月18日
読了日 : 2021年6月18日
本棚登録日 : 2021年4月28日

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