人形館の殺人 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1993年5月6日発売)
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本棚登録 : 3517
感想 : 331
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島田潔×中村青司の組み合わせの館シリーズ。
今まで順当にシリーズを読んできて、さあ今回はどんな館でどんな謎に出会えるのか…と読み始めました。

このシリーズでは「館」で完結する閉塞感というか、閉じ込められた空間で事件が起きることでスリルや非日常があると感じていましたが、今回は館に留まらず街も込みで不可解な出来事が…。
そして好奇心たっぷりの島田潔の姿もなかなか見えず、ずっと陰鬱な想一に付き合わされることに。。ここまで来てようやく、島田潔の存在がキャッチーで親しみやすかったのだなあと感じました。

想一を狙っていたのは?通り魔殺人は?と気になりまくりつつページをめくると、頼みの綱である島田潔があらわれ…えっそんなんアリ??という展開。今までと全然違う裏切られ方でしたが楽しめました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月11日
読了日 : 2023年10月11日
本棚登録日 : 2023年10月11日

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